驚きと感動のアメリカ

3／26

◆フォレストグローブ市で学んできたこと
第30回町中学生姉妹都市使節団の13人(生徒8人、引率者3人、町長、随行1人)は10月27日から11月3日までの日程で、町の姉妹都市、米国オレゴン州フォレストグローブ市(以下フォ市)などを訪れました。
ホームステイや学校訪問などで、フォ市の皆さんとの触れ合いを通し、多くの驚きと感動を得た生徒たち。その一部を、生徒の感想文から紹介します。

◇使節団の日程
・10月27日…入善町出発。シアトルに宿泊
・10月28日…シアトル各所を見学
・10月29日…ポートランド経由でフォレストグローブへ。ホストファミリーと対面
・10月30日…中学校の授業を体験。35周年記念式典に参加
・10月31日…警察署、消防署などを見学
・11月1日…ファーンヒル湿地などを見学ホストファミリーと自由行動。
・11月2日〜3日…ホストファミリーとお別れアメリカを出国、日本到着

◇フォレストグローブ市
人口約26,000人、面積15.61平方キロメートル。オレゴン州の主要都市ポートランドから西へ39キロメートル。農工一体のまちで、郊外にはワイン園や電子分野などの工場があります。

○岩井　大輝(だいき)さん
(入善中2年)
英語でのコミュニケーションを目標の一つに据えて参加した。ホストファミリーの皆さんは、分かりやすく、ゆっくり話してくださったので、なんとか会話ができた。ただ、ネイティブのご夫婦同士の会話はスピードが速く、理解できなかった。この経験を踏まえ、より難しい単語や文法、発音を勉強して、ネイティブのアメリカ人ともっと深く交流したい。

○坂本　進太郎(しんたろう)さん
(入善中2年)
ホストファミリーとは、英会話が難しく、最初はうまく話せなかったが、身振り手振りと表情を使って打ち解けられた。ホームステイ先では、仮装してハロウィンに参加。「トリック•オア•トリート!」と声をかけ、お菓子をもらって回った。日本で仮装すると周りからの目が気になりがちだが、現地では大人も子どもも心から楽しんでおり、文化の違いを感じた。

○竹内　亜美(あみ)さん
(入善中2年)
ホームステイ先の家族には私と同い年の中学生と私の弟と同い年の小学生、日本人の留学生がおり、親近感もありすぐに打ち解けられた。最終日にはカラオケをして、授業で練習していた英語の歌を披露できた。ネイティブな英語は聞き取りが難しく、翻訳機器やジェスチャーを使った会話が多くなってしまったが、伝えようとする気持ちが一番大切だと実感できた。

○大嶋　みらいさん
(入善中2年)
フォ市では、コミュニケーション能力の向上を図った。現地のホストファミリーや中学生たちからたくさん話しかけてくれたおかげで、緊張しながらも楽しく会話できた。国が違うだけで、食事への考え方や、マナーが全く違うことを学べた。アメリカを離れるときはとても悲しかったが、たくさんの思い出を日本に持ち帰ることができてよかった。

○大森　美心(みこ)さん
(入善西中2年)
私のホストファミリーは父のマット、母のジャスミン、兄のペイソン、妹のパイパーの四人家族で、同じ年齢のパイパーとは特に話が弾んだ。歌舞伎役者と舞妓のフェイスパックをプレゼントすると、とても喜んでくれた。今回の派遣事業で、言語の壁がどれだけ高くても、それを上回るくらいお互いに理解しようとする姿勢が大切だということを学べた。

○福澤　歩桜(あゆさ)さん
(入善西中2年)
4日目に、ニール・アームストロング中学校に行ったとき、たくさんの人に話しかけられ、誰もがフレンドリーだった。昼休みに体育館で生徒や先生たちと一緒にスポーツをしたとき、尋常でなく盛り上がる様子に驚いた。滞在中、英語で上手く伝えられなかったこともあり、もどかしい思いもしたが、この経験を今後の学校生活に生かしていきたい。

○四十物　来海(くるみ)さん
(入善西中2年)
学校訪問で、日本の学校とのたくさんの違いを目の当たりにした。校則がほとんどなく、生徒は私服で登校、ヘアメイクやピアス、化粧も自由だったこと、授業中にお菓子を食べていた生徒がいたことに驚いた。初めは不安と緊張でいっぱいだったが、ホストファミリーと英語で話せることが増え、現地の生活にも馴染めた。この経験を今後に生かしていきたい。

○梅川　尚大(なおひろ)さん
(入善西中2年)
フォ市のコミュニティ講堂で行われた姉妹都市35周年記念式典で、入善音頭を披露した。少し失敗してしまったが、真剣に踊ることができ、素敵な一日になった。この派遣事業を通して、数々の異文化を学ぶことができた。今回学んだことを友人や先生、家族に伝え、アメリカやフォ市に興味をもってもらいたい。いつかまたシアトルやフォ市を訪れてみたい。