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OYABE×地域おこし協力隊

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富山県小矢部市

■中山由佳理 隊員
こんにちは。「地域おこし協力隊」の中山由佳理です。
今回は、シティプロモーションの一環として撮影している写真についてお話します。
季節、時間や天候などで何度足を運んでも全く違う表情を見せてくれる自然は小矢部市の宝ですよね。
これまでの仕事では、主に商品撮影に関わっていたこともあり、小矢部市の撮影を始めた頃は風景や建造物の被写体が、商品とは比にならないほど大きいことや被写体を動かせないことに難しさを感じていました。けれども、同じ場所に何度も足を運ぶうちに、だんだんとその場所がより美しく見える時間帯の想定、角度やポイントなどを見つけ出せるようになりました。
広報おやべ1月号の表紙に取り上げていただいた写真もその中の1枚です。私のお気に入りポイントのひとつ、稲葉山です。いつか、お天気の良い日に稲葉山から見る朝日を撮ってみたいと思っていました。冬になると曇りや雨が多くなる北陸。お日様が見えるだけで有り難く感じます。朝日が撮影できる少ないチャンスを活かせるように、小矢部川沿いの早朝撮影で、朝活を何度も繰り返しました。
日課になっている週間天気予報チェックで、年末に1日だけあったお日様マーク。三脚とカメラ、暖かいお茶を車に積み、夜明け前の稲葉山到着を目指しました。すでに多くの人がカメラ持参でいらっしゃり、山頂の駐車場が満車だったのには驚きました。
山頂から市内を見下ろすと、視界に飛び込んできたのは市内を覆い尽くす圧巻の雲海。その雲が少しずつ少しずつ晴れてくると同時に、徐々に明るくなってくる空。まだ薄い黄金色の光が、雲に反射して、キラキラと輝きます。朝陽が顔を出し始めると、反射している陽が一筋の光の道を作り始めます。
この光景、一気に心が晴れやかになり、多幸感に包まれる時間です。
目の前の、すでにある小矢部の美しい宝を皆さんと一緒に味わいたくて、今日も市内を巡っています。

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