■特定非営利活動法人 おやべスポーツクラブ
◇キャッチフレーズは「いい汗 いい顔 すてきな仲間」
特定非営利活動法人おやべスポーツクラブは、身近な地域で多種目、多世代にわたって活動し、会員が運営に参加するという特徴を持つ「総合型地域スポーツクラブ」として、平成12年に発足しました。その後、平成18年には特定非営利活動法人(NPO法人)となり、現在約1400人の会員がスポーツに親しみ、汗を流しています。
おやべスポーツクラブの活動内容を伺うと、主に拠点である小矢部市文化スポーツセンターで実施しているエアロビクス、ヨガ、整体などの一般教室のほか、市内の各施設において開催する幼児を対象とした運動遊びの教室や小学生を対象とした初心者から上級者までが楽しく活動できるスポーツ教室に加え、アスリートの発掘・育成、各種イベントの実施など、会員のニーズに応じた幅広いプログラムが用意されています。
お伺いした中で印象的だったのが、年に一度の「クラブフェスティバル」です。これは、普段は顔を合わせることがない幅広い年代の会員同士が一堂に会するイベントで、普段の教室活動の発表などによる交流を図ることで「みんなでつくりあげるスポーツクラブ」の象徴となっているとのことでした。
また、夏休みと冬休みの期間中に行われる小学生を対象としたプログラムである「わんぱく学園」がとてもユニークな取組で、企画運営を富山大学の学生さんが行うというもの。その内容はキャンプや運動会、ときには科学実験などバラエティに富んだプログラムが用意され、毎年大人気。参加した小学生が卒業後も運営のお手伝いに携わるなど、このイベントにより人と人との繋がりが生まれているとのことでした。
取材の最後に「これからも多くの人にスポーツを通じたコミュニケーションの場を提供することでまちの活性化につなげ、将来的には全国のスポーツクラブとの交流を実施するなど、更にクラブの魅力を高めていきたい」と笑顔でお話しいただきました。
◇働く人に聞きました
浦島(うらしま)千春(ちはる)さん (令和3年採用)
子どもの教室から高齢者の教室まで、幅広い年代の教室を受け持つほか、受付や書類事務など様々な仕事に従事しています。全くの未経験で飛び込んだ世界でしたが、幼いころから慣れ親しんだホッケーで培った経験を活かして指導技術を高め、生涯スポーツの推進や競技力の向上を図ることで地元に貢献したいと思っています。
◇うちの会社の強み
その1 会員が運営に携わることによる「会員の会員による会員のためのスポーツクラブ」の実現
その2 オリンピック出場や日本代表を経験した専門指導員によるアスリートの育成、強化
◇事業所データ
事業所名:特定非営利活動法人おやべスポーツクラブ
設立:平成18年
業種:総合型地域スポーツクラブ
住所:埴生2124-1
【電話】68-0588
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