朝乃山の登場に大歓声!38年ぶり大相撲氷見場所

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大相撲夏巡業氷見場所が8月27日、ふれあいスポーツセンターで開催されました。38年ぶりの氷見での巡業に相撲ファンなど約4400人が詰め掛け、地元ゆかりの朝乃山をはじめ、横綱や大関ら113人の力士に大きな声援を送りました。
力士との触れ合いや公開稽古、初切(しょっきり)(禁じ手を面白おかしく紹介)などを楽しめるのが本場所にはない巡業ならではの醍醐味(だいごみ)。当日は開場前から長蛇の列ができ、会場には「満員御礼」の垂れ幕が掲げられました。
午前の握手会には朝乃山や宝富士らが臨み、来場者が「応援しています」「横綱になってください」と励ましの声をかけていました。
地元学生との稽古には、氷見市出身の4人を含む中高生11人が参加。大きな力士に果敢に挑みました。
質問コーナーでは、勝負飯を尋ねられた朝乃山が氷見の特産である「寒ブリ」と答えると、会場に笑い声と拍手が沸き起こりました。
唐戸山神事相撲大関である市民11人の化粧まわしの披露もありました。午後の初切には、千代北海と千代天富がコント仕立ての取組で禁じ手を紹介し、会場を盛り上げました。
朝乃山は髪結いのモデルとしても登場。取組では、各力士が熱戦を繰り広げ、会場の至るところから、しこ名を呼ぶ声援が寄せられました。朝乃山の取組には、会場が「朝乃山」と書かれたタオルと歓声に包まれ、朝乃山の人気と期待の高さがうかがえました。朝乃山は取組後の会見で、「地元の声援がうれしかった」と振り返りました。
土俵入りでは力士たちが勢ぞろいする場面や横綱照ノ富士の堂々とした立ち居振る舞いにも観客の注目が集まりました。