高岡市消防本部管内(氷見市・高岡市)では、令和4年に発生した火災全38件のうち、約2割を占める7件がストーブによる出火で、原因別で最も多くなりました。件数は前年より5件増加し、過去5年間で計17件ものストーブ火災が発生しています。
◆3つの火災の事例から、ストーブの取り扱い方法を見直しましょう!
石油ストーブは灯油を燃料としていることから、一度出火すると火の回りが早く、大きな火災になりやすいという特徴があります。また、電気ストーブは火を使用しないため危険性が低いと思われがちですが、誤った使い方で火災に至ることがあります。
▼注意するポイント(1)
給油をするときは
(1)必ず火を消してから!
(2)給油タンクのふたを確実に閉め、灯油が漏れていないか確認!
《火災の事例》
給油をするときに石油ストーブを消火せず、給油タンクのふたがしっかりと閉まっていなかったため、灯油がこぼれて引火
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住宅が全焼し、1人が軽傷
▼注意するポイント(2)
寝るときはストーブの電源を切る!
《火災の事例》
電気ストーブを使用したまま就寝し、寝具が触れて引火
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住宅が全焼し、1人が死亡
▼注意するポイント(3)
ストーブの上部や周囲に燃えやすいものを置かない!
《火災の事例》
石油ストーブの上部に干していた洗濯物が乾燥して軽くなり、ストーブの上に落下して引火
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住宅複数棟が全半焼し、1人が火傷
●秋季火災予防運動「火を消して 不安を消して つなぐ未来」(2023年度全国統一防火標語)
期間:11月9日(木)~15日(水)
氷見市では今年、火災が11件(令和5年10月1日現在)発生し、前年同期より7件増加しています。11月に入り空気が乾燥し、さらに火災が発生しやすい季節を迎えます。火の取り扱いは、十分に注意しましょう。
問合せ:高岡市消防本部予防課
【電話】22-3132
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