文字サイズ
自治体の皆さまへ

空き家の管理でお困りのあなた、利活用を考えてみませんか

9/53

富山県氷見市

◆今、空き家の利活用の輪が広がっています
人口減少などにより全国的に増えている空き家。氷見市も例外ではなく、市内の住宅の10.3%、1,890戸が空き家になっています(総務省「平成30年住宅・土地統計調査」)。
一方で、空き家をリフォームして住みたいという人や、氷見市への移住後に空き家を購入して住み替える人、相続した家を改修して移住者に貸し出す人も増えています。
あなたがお持ちの空き家が、再び住まいとして生まれ変わるかもしれません。

◆東京からUターンし、市内で空き家となっていた築50年の実家をリフォームして住むことにした中島夫妻に、そのきっかけや感想をインタビューしました。
《空き家を活用した移住者インタビュー》
▽「空き家から広がる食・自然を楽しむ暮らし」中島清行さん、博子さん
―移住して、どう感じていますか?
博子さん:
私たちは「食」を一番大切にしているので、氷見産の新鮮な食材が市内のスーパーで手軽に手に入ることがうれしいです。
清行さん:
氷見は、海、山、田園と、自然に恵まれています。長く氷見市に住む皆さんは謙遜されますが、ほかにはない魅力が氷見市にはあると思っていますので、もっと自慢してもいいと思います。

―空き家(実家)をリフォームし、住むことにした理由を教えてください。
清行さん:
2人ともこの家(妻の実家)に愛着があったことや、先祖から守られてきた家を空き家にして放置してはいけないと考えていました。周囲から「良い立地だから(空き家にしていては)もったいない」と言われたこともあり、リフォームして住むことに決めました。
博子さん:
1、2階部分を住まいに改修して暮らしています。2人で暮らすには広いので、1階の空きスペースでお店を始めることも検討しています。スペインに縁があるので、スペインバル(飲食店)をやってみたいですね。

―どうやって物件を検討しましたか?
清行さん:
実は、新築することや立地がよければほかの空き家を購入して、リフォームすることも検討しました。氷見といえば、やっぱり海。海の近くの物件は魅力的ですね。商店街も海が近くていいですね。
博子さん:
空き家情報バンクを2年くらいチェックしていましたが、いいなと思う物件はすぐに売れてしまいました。もっとたくさん登録があったらいいのにと思いましたし、ぜひ空き家を改修して、新しい命を吹き込んでほしいと思います。

◆空き家を所有する皆さんへ
▽「空き家情報バンク」に物件を登録しませんか!
空き家を利活用するなら、「空き家情報バンク」への登録がお勧めです。登録すると、市のホームページに空き家の情報が掲載され、物件を探している移住希望者に情報提供されます。大切な家屋がきれいなうちに利活用してみませんか。
「売れるかな?」と疑問に思っている人も、まずは登録してみませんか。あなたの空き家に魅力を感じる移住希望者がいるかもしれません。

▽今、こんな空き家の需要が高まっています!
IJU応援センターでは、移住者希望者からの相談に応じ、空き家情報バンクに登録された物件を紹介しています。最近は次のような物件の人気が高まっています。空き家をお持ちの人はぜひご相談ください。
●里山エリアの賃貸物件
農地付きだと、さらに需要があります。
●海が見える物件
売買・賃貸ともに需要があります。
●ペットを飼育できる賃貸物件
最近、相談がかなり増えています。

〇相談はこちら
IJU応援センター「みらいエンジン」
【電話】54-0445
【メール】info@himi-iju.net
所在地:中央町9-1
定休日:水・木曜日

【補助制度をご活用ください】
◆空き家を利活用する場合は…空き家の賃貸物件化を支援
▽空き家優良物件化支援補助金
「空き家情報バンク」に登録するために行う空き家のリフォーム工事や家財整理・撤去のための費用を補助します。
対象:次の(1)(2)のいずれかに当てはまる人
(1)賃貸物件として活用・流通しようとする空き家の所有者
(2)空き家の所有者から借り受け、第三者に賃貸しようとする人
※空き家情報バンクに登録し、市外からの転入者に10年間賃貸することが条件です。
補助額:対象となる工事費用の2分の1(上限300万円)

▽空き家情報バンク登録促進奨励金
所有者が、空き家を「空き家情報バンク」に賃貸物件として登録したときと、登録後に市外からの転入者と成約したときに、奨励金を交付します。
奨励金の額:
●空き家情報バンク登録時…2万円
●転入者との成約時…3万円

◆空き家の利活用が難しい場合は…老朽化した空き家の解体を支援
▽危険老朽空き家等解体支援補助金
一定の要件に該当する家屋の所有者が行う解体撤去に対し、除却費用の一部を助成します。
補助額:
《危険老朽空き家》
対象除却費用の3分の2(上限50万円)
《老朽空き家》令和5年度対象拡充
対象除却費用の3分の2(上限30万円)
補助金の相談はこちら:移住定住推進課
【電話】74-8190
【メール】ijuteiju@city.himi.lg.jp

◎空き家優良物件化支援補助金を活用し、改修した物件の成約数が増えています。
活用を検討している人は、ぜひご相談ください!

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU