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芸術文化館出演者インタビュー

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富山県氷見市

今回は、7月17日の「辻井伸行(ピアノ)マルク・ルロワ=カラタユー指揮オーケストラ・アンサンブル金沢《古典派からロマン派へ》」に出演した指揮者のマルク・ルロワ=カラタユーさんにお話を伺いました。
●指揮者 マルク・ルロワ=カラタユーさん
「このホールは楽器本来の響きが生かされ、デザインも素晴らしい」

《Profile》
●マルク・ルロワ=カラタユー
スイス・ローザンヌ生まれ。2016年から19年までボルドー国立歌劇場で副指揮者を務め、Akademie MusiktheaterHeute(2018-21)のコンダクティング・フェロー。2021-22年はカンヌ管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスを務め、2022年からジュネーブ室内管弦楽団アソシエイト・コンダクター。

●辻井伸行(つじいのぶゆき)
日本を代表するピアニスト。2009年「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で日本人として初優勝して以来、国際的に活躍。2011年、ニューヨーク、カーネギーホール主催のリサイタルで驚異的な大成功を収め、以後定期的に同ホールの主催公演に招聘されている。著名な指揮者や世界的オーケストラからも高く評価されており、著名オーケストラのソリストに数多く抜擢されている。

●オーケストラ・アンサンブル金沢(かなざわ)
1988年、岩城宏之が創設音楽監督(永久名誉音楽監督)を務め、数多くの外国人を含む40人からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。石川県立音楽堂を本拠地とし、北陸、東京、大阪、名古屋での定期公演など年間約100公演を行っている。海外の音楽祭からの招聘を含む20度の海外公演を実施。オーケストラ育成・普及活動にも積極的に取り組んでいる。

〇芸術文化館の印象
これまで世界中のホールで演奏をしてきましたが、このホールは楽器本来の響きが生かされる設えになっており、デザインも素晴らしいと感じました。ドイツ・ミュンヘンにあるバイエルン放送交響楽団の本拠地となっている新しいホール「イザール・フィルハーモニー」と雰囲気やデザインがよく似ています。

〇辻井伸行さんの印象
素晴らしい音楽性を持つピアニストだと思います。今の時代のソロピアニストとして、最高のアーティストです。今回、辻井さんがシューマンの大作に初めて挑戦するということで、指揮者として入念なリハーサルを行い、万全な形で準備を進めてきました。今回のツアーでは、8か所の会場で同じプログラムを演奏するということで、彼と一緒に過ごし、コミュニケーションを深め、より高いクオリティーの演奏を披露できるように努めています。
彼は毎回違う表現に挑戦し、より完成度の高い、より素晴らしい演奏を披露しようと試みていると感じられます。

〇氷見市民へのメッセージ
氷見の皆さんは、この新しいホールに対して、自分たちの街のホールとしてプライドを持っていると感じました。今回、初めてオーケストラ・アンサンブル金沢が、辻井伸行さんという天才的なピアニストとともに、この会場で公演することになりました。聴いていただいた市民の皆さんにとって、素晴らしい機会になったと思います。
今回のコンサートをきっかけに、今後もオーケストラ・アンサンブル金沢がこの会場を訪れ、氷見市民に素晴らしい演奏をお届けできる機会が増えることを期待しています。

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