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自治体の皆さまへ

氷見まちづくり議会を開催しました(1)

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富山県氷見市

◆議員の皆さんの市政への質問や提案などを紹介します
市民の皆さんから市政に対して多様な意見を提案していただき、議会体験を通して市政運営や議会の仕組みについて理解や親しみを深めてもらうため、氷見まちづくり議会を開催しました。
市内の会社員や団体職員、高校生、市出身の大学生など10代から60代まで17人に参加していただきました。8月20日には、まちづくり議会議員として委嘱し、議長の選出や委員会の構成を決定するなど、議会の組織編成を行い、その後、5回の学習会などを通して議論を重ね、11月18日の本会議で質問や提案を行いました。
その内容は、人口減少によって生じる課題への対策を問うものや、誰もが安心して暮らせることを願うもの、本市の発展に欠くことのできない産業振興についての提案など、本市にとって有益なものばかりでした。
いただいた質問や提案、その答弁の主なものを紹介します
(次ページから委員会ごと。Q:議員からの質問や提案などA:市の答弁)。

■テレビ放送
11月18日に開催した氷見まちづくり議会の本会議の模様をケーブルテレビ(ひみチャン9)で放送します。
期間:1月1日(月・祝)〜6日(土)
時間:13:00〜15:30
◎市公式YouTubeで配信中!

●企画総務委員会
所管事項:企画政策部(防災・消防機関を除く)、総務部、会計課、選挙管理委員会、公平委員会、監査 委員、固定資産評価審査委員会、議会局に関する事項、ほかの常任委員会に属しない事項

■議長挨拶
・自営業金山義一さん
この3か月間、市職員のサポートを得ながら、5回の学習会などを通じて議員の皆さんと市政について学び、意見交換を重ね、理解を深めるという貴重な時間を過ごすことができた。本議会の成果として、質問や提案が、氷見市の未来に希望がもてる施策の一助となれば幸いである。この「氷見まちづくり議会」に参加していただいた議員の皆さんには、協力的に取り組んでいただき、心から敬意を表する。引き続き、市政に関心を持っていただくとともに、この経験を生かし、今後ますますご活躍されることを願っている。

▽空き家対策と公共施設の維持管理
「市の計画の内容や見直しは?」
自営業 清水 喬平さん
●空き家対策について
Q.
空き家は安全面や衛生面、景観面などで問題があり、解決に向けた取り組みが不可欠。「空き家対策の推進に関する特別措置法」の改正に伴い、「氷見市空家等対策計画」を見直してはどうか。
A.
「空き家対策の推進に関する特別措置法」の改正など、空き家対策が強化されたことから、「氷見市空家等対策計画」の見直しを行い、より一層効果的に空き家対策を実施して、成果が上がるよう取り組む。

●公共施設の維持管理について
Q.
公共施設の更新・管理費用を縮減するための「氷見市公共施設個別施設計画」で、維持する施設の基準と対策をどう考えているか。LED化する施設の選定の順序や優先する理由は何か。
A.
施設に対するニーズや必要性、利用状況などの基準により、実施方針を維持、協議・検討、廃止に分類し、空調や電気設備の更新、屋根の改修など、施設の長寿命化を図るための対策を実施していく。LED化は、利用頻度が高い施設を選定し、温室効果ガス排出量の削減効果が大きい学校施設などを優先的に実施する予定。

▽地域おこし協力隊のなり手を確保するために
「魅力ある募集と仕事確保」
自営業(元地域おこし協力隊) 藤田 義史
Q.
地域おこし協力隊員を増やすため、氷見市の魅力を感じられる募集の内容にしてはどうか。また、地域産業を守りつつ、任期終了後の仕事の確保策として、継業を前提に協力隊を募集してはどうか。
A.
市の特性を生かした任務や、任期終了後に想定される起業・就業の内容、サポート体制などを具体的に示し、活動や自身の成長がイメージできるように募集要項やPRチラシを改めたい。協力隊員が事業継承し、地域の産業を支えていくことは有意義であることから、協力隊員と事業継承を検討する事業者との関係づくりや、継承する場合の支援などにも積極的に取り組む。

▽若者世代にマッチしたUターン施策を
「若者世代の転出超過の解消」
高校生 庄谷 麗和さん
Q.
若者世代向けのUターン施策が必要と考えるが、現在どのような取り組みを行っているか。氷見の暮らしがリアルに伝わる動画や記事を含めた若者世代に特化した情報をホームページに掲載してはどうか。
A.
奨学金や教育ローンの返済助成を行う学生向け「ぶり奨学プログラム」、結婚・子育て世代向け「マイホーム取得費用の助成」「出産・子育て応援ギフト」など、ライフステージに応じた取り組みを行っている。IJU応援センターのホームページでは、生き生きと活躍する人々の様子を伝える動画や記事を掲載しており、若い世代を市ホームぺージからこのページに誘導していく。

▽高齢者や子どもの移動手段の確保を
「生活路線バスの現状と対策」
大学生 笹尾 優那さん
Q.
路線バスの利用者数を増やすために、市はどのような対策を行っているか。路線バスの運行がなく、バスを必要としている地域はあるか。路線バスやNPOバスなどの地域交通の維持に対して、市はどのような支援を行っているか。
A.
市街地周遊バスとJR氷見線との接続ダイヤの見直しを運行事業者に提案し、前年比20%以上の利用者の増につなげた。
路線バスの運行がなく、バスを必要とする地域では、地域運営NPOバスの導入が容易となるよう、事務の共同化の検討を進めている。運行経費の補助などにより運行事業者の負担軽減に努めている。

■企画総務委員長報告
◎委員会で審査・調査したことを委員長が報告
自営業 清水 喬平さん
2015年国勢調査を基にした氷見市の将来推計人口は、2045年には、2万6111人になる。2020年の同調査による人口が4万3950人だったので、25年間で約4割の1万8000人減となるなど、日本全体の人口減少のスピードより速くなっている。氷見市にとって、人口減少対策は喫緊の最重要課題であり、実効性のある対策が望まれる。この人口減少は市役所だけで解決できるものではなく、市全体で取り組むべきもの。市民や各種団体、企業などの皆さんも一緒に対策を考え、取り組んでいくことが大切である。本委員会の議員も、自らできることに取り組んでいく。

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