本市の高齢者(75歳以上)の約7割が高血圧の治療を受けています。高血圧予防には減塩が大切ですが、減塩料理は健康に良いと思ってみても「美味しくなさそう」、「難しそう」と思っていませんか?美味しく簡単にできる3つの減塩の工夫(選ぶとき、作るとき、食べるとき)を紹介します。
食生活を変えることは難しいので、できることから始めて、長く続けられるようにしましょう。
◆塩分をとりすぎていませんか?
▼塩分のとり方チェック
□濃い味付けが好き
□調味料はたっぷりかける
□麺類をよく食べる
□みそ汁は1日2回以上食べる
□漬物やつくだ煮、珍味が好き
□おかきやせんべいをよく食べる
◎1つでも当てはまればご注意ください!
●1日の食塩摂取の目標量
男性7.5g未満、女性6.5g未満
※高血圧および慢性腎臓病の方は6g未満(日本人の食事摂取基準(2020年版)より)
しかし実際には、富山県民は1日あたり
男性12.1g、女性10.3gの塩分をとっています!(令和3年県民健康栄養調査より)
◆3つの減
(1)減塩の調味料や食品を使う
塩分の7割は調味料から
(2)加工食品に注意
パン、ウインナー、ベーコン、ちくわ、かまぼこなど
(3)食塩相当量を確認
加工食品は塩分が多く含まれていることも
●作るとき
(1)だしや薬味・風味のある食品を活用
昆布、かつお節、煮干し、レモン果汁、酢、ごま油など
(2)味噌汁を具だくさんにし、野菜たっぷりと
野菜は減塩の味方!
(3)1品は普通、あとは薄味で味にメリハリを
●食べるとき
(1)麺類の汁を残す
汁を飲まなかった場合、2gの減塩
(2)醤油やソースを小皿に入れてつけすぎ防止
「かける」よりも「つける」
(3)薄味にしてもおかずを食べすぎないように
+
減塩に加え、たんぱく質をしっかりとることで血管を丈夫にして、血圧を下げましょう。
高血圧予防はフレイルの予防にもなります!
※食事に制限のある人は、主治医の指示に従ってください。
◎9月に食生活改善推進員の協力のもと、パンフレット「減塩レシピで健康長寿」を作成しました。フレイル予防教室や食生活改善推進員が各地域で配布しています!
また、市民課でも配布していますので、ご希望の人はお問い合せください。
問合せ:市民課
【電話】74-8061
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