能登半島地震の影響で2か月あまり延期となっていた「令和6年二十歳のつどい」を3月24日に芸術文化館で行い、382人が振り袖や袴、スーツ姿で出席しました。
式典では、朝日丘小学校の4年生がお祝いメッセージを贈り、二十歳の門出を祝いました。
市内音楽家グループ「Brillanteplus(ブリランテプラス)」が思い出の中学校校歌メドレーを披露すると、参加者も母校の校歌を一緒に歌いました。
◆二十歳の代表二人が誓いの言葉を述べました「二十歳の誓い」
●感謝と決意
今日この日を迎え、私は今までに出会った多くの人への感謝の気持ちを伝えたいです。特に母には、学生生活から部活動までさまざまなサポートをしてもらい、充実した日々を送ることができました。今この場に立てているのも、今まで私のことを見守り続けてきてくれた母の存在があったからです。社会人になった今、そんな母への感謝の気持ちを忘れず、少しずつ恩返しをしていきたいと思います。
私には、この二十歳のつどいを機に大切にしていきたいことが二つあります。
一つ目は、人とのつながりです。共に学生生活を送ってきた仲間たち、会社でお世話になっている先輩や上司とのつながりを大切にしていきます。また、いつも支えてくれている家族や大切な人を今度は自分が支えていきます。
二つ目は、何事も恐れずに挑戦することです。現在、私は社会人として地元の会社に勤めています。未熟者で分からないことが数多くありますが、良い職場環境と優しい先輩や上司に恵まれています。自分の成長につながるように今後の職務を全うし、会社に貢献できる社会人になります。
・安井 涼介(やすいりょうすけ)さん(西部中学校出身)
●成長し続けること
大学進学を機に東京へ上京しました。家族にすぐには会えず、知り合いもいない。一から自らの力でやらないと何も始まらない。そんな状況の中、全てが初めてのことで、毎日が不安でした。しかし、それと同時に、氷見に帰ると迎えてくれたり、分からないことを教えてくれたりする家族のありがたみや、何気ないことでも話し笑い合える友人の大切さ、氷見市という街の温かさを実感しました。そして、自分もまた誰かの支えになり、温かさを分けられるよう精進していきたいと思います。
また、初めて何かをするときには不安でうまくいかないことも時々あるけれど、それ以上に学ぶこと、成長できることは多いと感じました。これからもたくさんの〝初めて〞に直面すると思いますが、今までの経験を糧に臆せず少しずつでも歩み続けたいと思います。
・⻆ 美咲(かどみさき)さん(南部中学校出身)
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