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市民病院だより

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富山県氷見市

◆《R7年1月導入》変形性膝関節症の新治療「PDF-FD(ピーディーエフ・エフディー)療法」
-ひざの痛みに悩む人へ、新たな治療の選択肢-

●新たな治療の選択肢として
氷見市民病院では、このたび変形性膝関節症に対する新しい治療「PDF-FD療法」を導入します。この治療は、膝の痛みに悩む多くの人たちにとって、新たな治療の選択肢の一つとして期待できます。

当院で行っているCoolief治療とともに、保存療法と手術の中間に位置付けられる治療法です。
従来の治療で効果が得られなかった人への新たな選択肢として期待されます。

●変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨が摩耗(まもう)し、骨同士が擦れ合うことで痛みや腫れ、運動の制限を引き起こす疾患です。高齢者に多く、日常生活に支障をきたす原因となります。膝が痛いからといって動かないでいると、さらに足腰の筋力が低下し、症状悪化の恐れがあります。

●「PDF-FD療法」とは?
※PDF-FD:Plasma Derived Factors Freeze-dry
「PDF-FD療法」とは、患者さん自身の血液を採取し、それを加工して作った治療薬を膝関節内に注射することで、ご自身の治癒力を利用した再生医療の一つです。自己血液由来の成長因子を活用し、膝の炎症を抑え、軟骨や組織の再生を促します。軟骨を保護し、膝痛悪化の予防効果も期待できるため、従来の薬物療法や注射、リハビリでは改善がみられなかった人にも効果があるとされています。

▽以下のような人におすすめしたい治療です
●歩くと膝の痛みがある、階段の昇降がしづらい。
●変形性膝関節症と診断され通院しているが、現在の治療に効果を感じられない。
●手術を受けたくない。家庭や仕事の都合で、なかなか手術に踏み切れない。
●入院や長期のリハビリなどにより、日常生活に支障をきたすことなく治療を受けたい。

■外来担当医表

●まずは、お気軽にご相談ください。
「PDF-FD療法」にご興味のある人やひざの痛みでお困りの人は、ぜひ整形外科へご相談ください。なお、本治療は自由診療です。症状をお聞きしたうえで、治療が適応するかどうかや、治療の費用などを、詳しくご説明します。

問合せ:金沢医科大学氷見市民病院
【電話】74-1900
医事課(内線1021)

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