地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、健全化判断比率および資金不足比率についてお知らせします。
令和4年度決算に基づき算定した本市の各指標は以下のとおりで、健全化判断比率はいずれも国が定める「早期健全化基準」を下回っており、また、各公営企業における資金不足比率は、資金の不足を生じた会計がないため該当がありませんでした。
実質公債費比率は、借入の抑制や任意の繰上償還を進めたことなどにより、元利償還金が減少し、昨年に比べ0.6ポイント減少しました。
また、将来負担比率は、地方債残高が減少したことや公営企業等への地方債償還財源としての繰入見込額が減少したことに加え、各種基金の積み立てを行ったことから将来負担比率は無くなりました。
それぞれの比率は県内市町村平均と全国市区町村平均を下回っており、今後も引き続き行財政改革を推進し、健全な財政運営に努めてまいります。
市HPで予算および決算や地方公会計制度における「統一的な基準」に基づく財務書類などの情報も掲載しています
問合せ:財政課
【電話】475-1253
◆健全化判断比率
いずれの数値も0に近いほど財政が健全だと言えます。(単位:%)
※赤字額が無いため、実質赤字比率と連結実質赤字比率は「-」と表示しています。将来負担比率が無いため、「-」と表示しています。
◆資金不足比率(単位:%)
※資金の不足額が無いため各公営企業の資金不足比率は「-」と表示しています。
◆健全化判断指標の県内市町村平均、全国市区町村平均(速報値)(単位:%)
■健全化判断比率の見込み
実質公債費比率については、継続実施している道路改良事業や一部事務組合における施設整備に伴う地方債の元金償還が始まることにより、上昇傾向で推移するものと見込まれます。
また、将来負担比率については、地方債残高が減少傾向にある中、総合計画に定める各種事業の推進や下水道事業をはじめとする公営企業等の地方債の償還にあてる繰出金も考慮し、財政調整基金などの充当可能基金が一部減少することが見込まれるものの、今後も低水準になるものと推計されます。滑川市健全な財政に関する条例の規定などにより、健全化判断比率を推計した結果についてお知らせします。
◆健全化判断比率の推計(単位:%)
※各年度の比率は、当該年度の決算見込みに基づく数値です。
※実質赤字比率と連結実質赤字比率は、赤字額が無いと見込まれるため、「-」と表示しています。
※将来負担比率が無いと見込まれるため、「-」と表示しています。
●用語解説
・実質赤字比率…一般会計などの実質赤字の標準財政規模に対する比率
・連結実質赤字比率…全会計の実質赤字の標準財政規模に対する比率
・実質公債費比率…一般会計などが負担する元利償還金などの標準財政規模に対する比率
・将来負担比率…一般会計などが将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率
・資金不足比率…公営企業会計の資金不足額の事業規模に対する比率
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