■2024年の主な出来事
(1)令和6年能登半島地震(1月)
(2)「SDGs未来都市」に選定(5月)
(3)ふるさと龍宮まつり開催(7月)
(4)パリ五輪に村上選手出場(8月)
(5)姉妹都市シャンバーグ市訪問(8月)
(6)子ども図書館「ピカット」来館者30万人達成(9月)
(7)ほたるいかマラソン開催(10月)
(8)小諸市との姉妹都市提携50周年記念事業(11月)
※写真は本紙またはPDFをご覧ください。
■笑顔いっぱい幸せいっぱい光り輝く滑川を目指して
滑川市長 水野 達夫
皆様には、輝かしい新春を心豊かにお迎えのことと存じます。
旧年中は、市政の伸展にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は年明け早々、能登半島地震が発生し、市では震度5弱の揺れが観測されました。幸い人的被害はなかったものの、住宅や建物等が損壊しました。被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。地震発生後は、避難所に人が押しよせ、道路では渋滞が発生するなど様々な課題が浮き彫りになりました。その解決に向け、主要な避難所へのキーボックスの設置、避難所の開設や混雑状況をスマホなどで確認できるアプリも導入しました。今後も防災対策の強化に努めてまいります。
5月には「SDGs未来都市」に選定されました。これは特に経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現することができる地域を国が選定しており、富山県内では5番目の選定になります。地域で提供できる仕事の選択肢拡充や、新規分野における人材不足の解消、中心市街地の再生、空き家の解消などの地域課題についてSDGsとデジタル技術を活用して同時解決を目指し、自然環境に恵まれ、経済的にも社会的にも充足したまちづくりに取り組んでまいります。
6月には総合計画を改定しました。基本理念は「市民起点、市民共創」。まちづくりの出発点はいつも市民であり、市民と行政が共創し、まちづくりを行うことを理念としました。また、将来ビジョンを「笑顔いっぱい幸せいっぱい光り輝く滑川」としました。市民一人ひとりが新しいつながりを受け入れ、より快適な暮らしやイノベーションを共創し次世代に向けて光り輝く滑川を継承していくことで、笑顔、幸せに満ちている滑川を目指してまいります。将来ビジョンの実現に向け、より一層のご協力をお願いいたします。
令和7年度予算は、総合計画を基に将来ビジョンの実現に向け、多様な人がチャレンジし、共創・イノベーションを起こしていく「笑顔いっぱい枠」市民が健康に暮らし、新しいつながりを広げていく「幸せいっぱい枠」次世代に向け人材を育成し魅力を継承していく「光り輝く枠」の3つの重点枠に予算を配分し「強く優しく輝く滑川」に掲げた各種施策を実施することで、将来ビジョンの実現に向け着実に前進してまいります。
皆様には変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、本年がご健勝で幸多き年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
■身近で開かれた議会を目指して
滑川市議会議長 竹原 正人
新年おめでとうございます。
皆様には、希望あふれる輝かしい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
令和7年の年頭にあたり、市議会を代表して謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
私は昨年12月定例会におきまして、議長の要職に就くこととなりました。これまでの議員活動の経験を活かし、また、副議長をはじめ議員各位のご協力により、市民の福祉の向上や市政の推進、円滑な議会運営に全力を傾ける所存でございます。
国内では、不安定な国際情勢などによる物価高騰や少子高齢化の深刻化による社会保障関係費の増大が続くなど、国・地方ともに厳しい財政運営を余儀なくされております。また、各地方自治体においては、地域経済の再生をはじめ、少子高齢化への対応、地方創生の実現、脱炭素化の推進、そして頻発する大規模な自然災害への対応などが喫緊の課題となっております。
このような中、市の重要な意思決定を行う市議会の役割はますます重要になります。私ども市議会は、責任ある議決機関としてこれからも市民の皆様とコミュニケーションを深めながら、政策形成機能・行政監視機能の強化、議会DXによる議会業務のデジタル化への対応など不断の議会改革に取り組み、議会をより身近に感じていただき、皆様の多様な声を市政に反映させるよう努めてまいります。
一方では、議会の活動内容や重要性が市民の理解を得られているとは言い難い状況があり、また、全国的に地方議会議員のなり手不足の問題もあります。議会がその役割を十分に果たすためには、議会制度や運営のあり方に加え、幅広い人材を議員として確保できるよう方策を講じていく必要があります。
昨年も「小学生による定例会本会議の傍聴」や「議会報告会」も行わせていただきましたが、次世代を担う子どもたちを含め、多くの方に議会に関心を持っていただけるよう、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
また、議員一人一人が常日頃から議会や議員はどのようにあるべきかという意識を持ち、身近で開かれた議会を目指すことが市民の皆様の信託に応えるものだと考えております。
本年も、滑川市議会一同、皆様のご期待に応えるべく、誠心誠意取り組んでまいる所存であります。令和7年が、市民の皆様にとりまして、健やかで幸多き一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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