【シリーズ】防災一口メモ(第41回)令和5年12月号

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■栴檀山地区孤立集落避難訓練
砺波市防災士連絡協議会
太田地区　防災士
佐伯　ゆかり

栴檀山地区は、人口約360人の内、50%が65歳以上ですが、高齢者が元気な中山間地の集落です。3年前に回覧板アプリ「結ネット」を導入し、普段はコミュニケーションツールとして、防災訓練には安否確認に活用しています。7月夜半の線状降水帯発生時には、土砂災害が頻発して移動が困難な状況下、このアプリが活躍しました。「ITが苦手(^_^；)」などど言っている場合ではないのです!!
10月29日、集落が孤立する想定で地区防災訓練を実施しました。富山大学都市デザイン学部の学生さんの発案で、一部の高齢者にGPSを装着いただき、避難経路の確認実験も行いました。若い方の試みで、ICTによる見守りが更に進化していくことを期待します!もちろん、自分たちができる備えについても共有しました。孤立した場合の水や食料と、何よりもトイレの準備が必要です。一人一人が助かり、周りを助け、そして助けられ、輪(和)を繋ぐ訓練となりました。この先進地の取り組みを居住地区にも持ち帰りたいと思います♪

■FMとなみ76.9MHz
市職員が出演してラジオ番組「防災ファイル」を発信中
月曜17：00〜、火曜9：55〜、木曜7：45〜、金曜10：40〜、土曜13：25〜、日曜12：55〜