【シリーズ】防災一口メモ(第36回)令和5年7月号

12／32

■安価にそろえる防災
砺波市防災士連絡協議会
栴檀山地区　防災士
丹川　浩成

皆さんは、自宅に非常持出袋を準備されていると思いますが、災害は自宅にいる時にだけ起こるとは限りません。水害は、天気予報やニュースからの情報で事前に備えることができますが、地震は突然やってきます。仕事中や外出中に災害が発生した場合、どの様な物が必要になるのか自分なりに考えてみてはいかがでしょうか?
ただ、あれもこれもと欲張って用意すると、荷物が多くなって避難の妨げになるおそれもあります。そのため、すぐに持ち出せるように動きやすさや両手が使えるリュックサックなどが理想です。
私も市販の非常用持出袋を購入し自宅に備えてありますが、セットの中身を確認すると、ほぼ百円均一の商品でそろえられる物であると感じました。そこで、様々な災害を想定して、自家用車や勤務先にも備えられるように、コンパクトで安く購入できる百円均一の商品での備えを考えてみました。
防災用品として販売されている商品やキャンプ用品、旅行用品など使えるものは多くあります。その様な中で、避難する時の助けとなる物として「懐中電灯」、「緊急簡易ブランケット」、「軍手」、「ロープ」、「笛」は購入できます。これだけでも簡単な災害への備えとなりますし、安価であるため、家庭の負担も減らすことができると思います。
簡易な防災セットを何組か備えておくことで、「いつ」「どこで」災害にあっても命を守れる確率が上がります。

■FMとなみ(76.9MHz)
市職員が出演してラジオ番組「防災ファイル」を発信中
月曜17：00〜、火曜9：55〜、木曜7：45〜、金曜10：40〜、土曜13：25〜、日曜12：55〜