節分になると豆まきを行いますね。元々中国から伝わった鬼を追い払う風習は年越しの行事でしたが、季節の分かれ目であり、まだ寒い時期で体調を崩しやすく、そこから大病につながる可能性もある病魔を鬼として恐れていたともされています。鬼を追い払うために撒くものが大豆の理由ははっきりしませんが、五穀の中で安価であったことや、鬼を追い払う際の音や粒の大きさが適当であったとされており、煎り豆を使用するのは、撒いた豆から芽が出ないように=追い払った邪悪なものが再び蘇らないようにする伝承によるもののようです。また、鬼は外、福は内の掛け声も、鬼を祭神としている神社や鬼のつく名字が多い場所では、福は内、鬼も内とされている場所もあるようです。(910)
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