■目の健康を守る〜緑内障の早期発見と進化する治療法〜
緑内障は日本での失明原因の第一位の病気です。自覚症状が出にくいため、発見が遅れがちになる事が厄介なところです。緑内障は、視神経が傷つく病気で、一度ダメージを受けると元に戻すことはできません。そのため、早めに見つけて治療を始めることが大切です。緑内障の治療のポイントは、目の中の圧力を下げることです。緑内障手術はそのためのもので、目の中の水の流れを良くして圧力を下げます。近年、緑内障の治療は進化しています。新しい手術方法が開発され、緑内障の初期の状態から積極的に手術が行えるようになりました。
当院では、新しい手術を取り入れながらも、目の状態に最も合った方法で手術を行っています。より良い緑内障治療を行うためにも早期発見がとても重要です。定期的に眼科の検診を受けて、目の健康を守りましょう。
高岡市民病院眼科医長 山﨑仁史
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