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健康ミニ講座

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富山県高岡市

■骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の二次性骨折予防に向けた当院での取り組み
骨粗鬆症とは骨の量、質の低下により骨が脆くなる病気です。日本には1200万人以上の患者がいるといわれ、特に女性に多くみられます。加齢とともに患者数が増えるため60歳代女性5人に1人、70歳代女性の3人に1人、80歳以上の女性2人に1人が骨粗鬆症といわれています。自覚症状はないのですが、ちょっとしたはずみで転んだ際に骨折しやすくなるため注意が必要です。大腿骨の付け根や背骨、手首の骨を骨折する人が多く、骨折を期に介護が必要になったり、寝たきりになる人も少なくありません。1度骨折すると、1年以内に再度骨折するリスクは2倍近くに上がるため、2度目の骨折を予防し生活の質を高めるために骨粗鬆症の治療が必要になります。
治療は食事療法、運動療法、薬物療法を並行して行っていきますが薬物療法が中心となります。内服、点滴、注射など、患者様の状態にあわせて治療を行います。骨粗鬆症についてご心配な方は、かかりつけ医までお気軽にご相談ください。
高岡市民病院整形外科医長 今井達朗

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