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自治体の皆さまへ

「持続可能な未来都市高岡」の実現を目指して わたしたちにもできるSDGs(1)

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富山県高岡市

SDGsは、2015年の国連総会で採択された、2030年を達成期限とする17の目標と具体的なターゲットのことで、経済・社会・環境の3つの側面を統合的に発展させて、「誰一人取り残さない」世界を目指しています。

■高岡が変われば世界も変わる
高岡をより良くするための取り組みは、SDGsの達成にも繋がります。一人ひとりの取り組みは小さくても、皆さんの取り組みが積み重なれば、地域をよりよくする大きな力となります。2030年を期限としたSDGsも今年の7月に折り返しを迎え、後半戦に入りました。SDGsの取り組みを通じ、「持続可能な未来都市高岡」の実現を目指しましょう。
今月は、自分たちのまちの未来を自らの手で創る活動をされている、市内の皆さんの取り組みを紹介します。

■未来を変えるために、自ら行動すること
▽高岡南高校3年
中村悠新(なかむらゆうしん)さん
高瀬愛裕美(たかせあゆみ)さん
宮腰侑来(みやこしゆら)さん
関敬美(せきたかみ)さん

高校生がSDGs達成に向けた課題解決策を提案する全国大会で、車中心社会における環境問題と高齢化に着目し、水素から発生させた電気でシニア向けコミュニティバスを運行する解決策を発表し、優秀賞を受賞しました。また、このアイデアを基に、地元ベンチャー企業と連携し、廃アルミから発生させた水素で作った電気を利用して軽音楽のライブも開催しました。当日は発電の仕組みを紹介し、皆さんに関心を持って聞いていただくことができました。
宮腰さん:当初、SDGsは難しいイメージがありましたが、今回の経験からSDGsの活動は私自身の生活や未来につながっていることに気づきました。SDGs以外にも、自分の将来に役立つことが世の中にはいっぱいあって、そういうことから目をそらさず、知見を広げていくことで、少しでも自分の周りの人に何か還元できればいいなって思います。
関さん:今回のライブは、地域の皆さんに環境問題に興味を持つきっかけにしてもらうために開催しましたが、私たちが思う大切なこと、伝えたいことを地域の人や地元の小中学生に知らせていくといったことが、私たちにできることなのではないかと思います。例えば御旅屋通りとか、かっこいい高岡大仏も。高岡にあるすてきな文化をもっといろんな人が知って、みんなで守っていけたらいいなと思います。
中村さん:今回の活動を通して、もっといろいろな世界を調べてみたいと思いました。私は小さい頃から、環境に対する関心があり、ポジティブな面もネガティブな面も含めて、世界が今どういう状況にあるのかを積極的に知っていきたいと思っています。
高瀬さん:私たちが今回経験したような地元での楽しい思い出があれば、若い人たちにも将来、就職や家庭を持つときに子供たちにも経験させたいなって思ってもらえると思います。私自身、地元に感じるあたたかさがとても好きで、若い人たちがなぜ地元に帰ってこないのかが不思議に思うくらい(笑)。若い世代へのアプローチや、どうしたらまた戻ってきてもらえるかを、同じ世代の私たちが考えていくことも必要ではないかと思っています。

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