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自治体の皆さまへ

「持続可能な未来都市高岡」の実現を目指して わたしたちにもできるSDGs(2)

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富山県高岡市

■デジタルでつなぐ地域の絆
▽開発本町自治会 林省次(はやししょうじ)さん(前自治会長、現相談役)
電子回覧板アプリの「結ネット」を昨年から導入しています。これまで回覧板で案内していた情報をスマートフォンやタブレットで確認できるほか、獅子舞や農園の植え付けなどの町内のニュースが、写真や動画と一緒に見ることができます。現在は、町民の約8割の方に利用いただいており、家族だけでなく、町内の皆さんで共通の話題を持つことができるようになったと好評をいただいています。
7月12日には市内全域で大雨となり、開発本町も被害を受けました。床上浸水した家もありましたが、復旧作業に多くの町民が応援に駆け付け、住民同士がつながる大切さを改めて感じています。幸いにも人的被害はありませんでしたが、大きな災害がいつ発生してもおかしくありません。今後は、結ネットを使った安否確認訓練など「共助」の取り組みを進めながら、地域の絆をより深めていきたいです。

■農業は最強の『のびしろ』
▽clover farm 代表 青沼光(あおぬまあきら)さん
人も牛も幸せになれる社会を目指し活動しています。たかおかSDGsパートナーとして、酪農を通じて地域課題の解決に貢献していきたいと考えています。これまでも工場で出た野菜くずを餌として使ってきましたが、今年は、牛のふんを肥料にして、地域の農地で活用いただく取り組みにもチャレンジしています。輸入に頼っている餌や肥料を、地域内で生産・消費することで、経済のサイクルを地域で回せるし、環境にもよい効果を期待しています。
高岡にとって、農業は最強の「のびしろ」だと思います。中心となるまちがあり、周囲には農地、海などの自然環境があることは、まちに食を供給する構造としては最適で、農業のなり手が不足しているなんてもったいないと感じています。
わたしたちの生活から切り離すことのできない「食」から、地域の持続可能性を考えることを通じて、農業を起点としたまちづくりを、多くの人に伝えていきたいです。

■交流と挑戦のプラットフォームに
▽高岡まちなかスタートアップ支援施設「TASU」コーディネーター 山本保(やまもとたもつ)さん
今年3月に御旅屋セリオ4階にオープンした、起業・創業を志す方に無料で相談を行うスタートアップ支援施設「TASU」でコーディネータ―として働いています。相談者一人一人と真摯に向き合って伴走支援していくことはもちろんですが、すでに起業されている経営者や地元企業ともつながりをつくり、コミュニティを構築することで地域全体を活性化させるべく活動しています。
最近では、商品開発を段階的に支援するため、参加者がアイデアに意見を出し合う「ゼロイチ会」やさらなるブラッシュアップを図る商品アイデア発表会を開催しました。
起業者支援を通じて、高岡で仕事をするきっかけや機会を増やし、高岡市の賑わいを創出していきたいです。今後は、地元の学生との共同イベント等を通して接点を持ち、若い人への啓発にも取り組んでいきたいと考えています。

■たかおかSDGsパートナーを募集しています
SDGsを通じて高岡の地域課題解決に向け、連携して取り組んでいただける企業・団体などを募集しています。登録要件や申請方法など、詳細は市ホームページをご覧ください。

■出前講座を行っています
市の職員が自治会や各種団体にお伺いし、SDGsについて講座を行います。
・市ホームページや出前講座パンフレットをご覧いただき、お申し込みください。
・企業などを対象に、社会課題をビジネスの力や自らの行動で解決する考え方を学ぶカードゲームを活用したワークショップなども開催できますので、ご相談ください。

問合せ:企画課
【電話】20-1101【FAX】20-1670

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