■高岡市長 角田悠紀
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様には、希望に輝く新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
本市では、昨年度から総合計画第4次基本計画をスタートさせ、「挑戦」をキーワードに各種施策を展開してきました。一方、コロナ禍の中で、デジタル化やDXの推進、急速な変化に対応する人材の育成・確保などの課題が顕在化したことから、これらの課題を克服するため、本年1月よりこの計画を補完するアフターコロナ編をスタートさせ、「ひとの力」を活かす施策の展開をさらに加速させてまいります。
カーボンニュートラルの実現に向けては、昨年11月に、本市の目指す取り組みが県内で初めて、国のカーボンニュートラルを実現するための全国のモデルとなる脱炭素先行地域に選定されました。
また、富山大学高岡キャンパス内に、リサイクルアルミの研究を先行的に進める富山大学軽金属材料共同研究棟が開所し、産学官金民協働で、高岡型の資源循環、そして、循環経済いわゆるサーキュラーエコノミーを構築できる体制も整ってまいりました。
「循環」を新たな強みとして、脱炭素と経済成長の両立に加え、資源循環によるサーキュラーエコノミーを積極的に推進してまいります。
高岡の将来を担っていく人材の育成については、本市とフォートウェーン市との大学生同士の英語教育プログラムの活用をはじめとした教育交流や、フォートウェーン市及び台北市のチームとの高校野球の国際親善大会の開催などスポーツ交流を進め、言語や文化等の異なる人たちと交流ができる環境を整え、国際感覚を身につけた「ひと」をしっかりと育ててまいります。
また、経済交流については、経済や観光の関係団体とともに、海外販路の拡大などを目的に、フォートウェーン市内において高岡市内企業の製品の販売等を目指すほか、台北市ではインバウンドの促進を図るため商談会を実施し、旅行商品造成に向けたセールスを行ってまいりました。
教育、スポーツ、経済等の実践の場で視野の広い人材を育成し、市民や企業が世界を舞台に挑戦していく場を充実させてまいります。
これまで市民とともに未来につながる挑戦を拡げ、加速させてきたまちづくりを活かし、高岡ならではの「循環」を生み出していくとともに、未来を見据えた投資施策も積極的に展開し、次の世代、そしてその次の世代のこどもたちが夢や希望を持てるまちへと進化させ、「持続可能な未来都市 高岡」の実現に向けた動きをより加速させてまいります。
市民の皆様、どうか今おられる場所から一歩前へと踏み出していただき、共に「高岡を前へ」進めてまいりましょう。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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