冬場は活動量が低下しやすい時期です。寒さや積雪により外出せずに閉じこもりがちになると、フレイルや介護が必要な状態になる恐れがあります。
年齢を重ねても健やかに充実した毎日を過ごすために、冬場でもできるフレイル予防について紹介します。
■フレイルとは?
加齢に伴う心身の活力(筋力や運動能力、認知機能、社会参加など)が低下した状態(虚弱状態)のことです。
※詳しくは本紙6ページをご覧ください。
■『フレイル』あなたは大丈夫?
下記5項目のうち、当てはまるものにマークを入れてみましょう。3つ以上に当てはまる場合は「フレイル」、1~2つ当てはまる場合はフレイルの前段階である「フレイル予備群」、1つも当てはまらない場合は健常です。
・6か月間で、意図せず体重が2kg以上減った
・ペットボトルの蓋が開けにくくなった
(握力:男性28kg以下、女性18kg以下)
・(ここ2週間)理由もなく疲れたような感じがする
・横断歩道を青信号の間に渡りきることが難しくなった
(歩いて、1秒間に1m進めない速さ)
・ウォーキングなどの軽い運動や体操を週に1回もしていない
1つでも当てはまる人は、元気なうちから予防しましょう。
3つ以上当てはまる人は、すでにフレイル状態。早めの対策で改善を目指しましょう。
[出所:国立長寿医療研究センター日本版フレイル基準(改変J-CHS基準)一部改変]
フレイルに関するデータによると、本市は富山県平均に比べ、「6か月間で2~3kg以上の体重減少がある人」、「以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思う人」、「週に1回以上外出していない人」など、フレイル状態のリスクがある高齢者が多い傾向にあります。
(令和4年度後期高齢者の健康診査質問票(フレイルチェック票)より)
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