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自治体の皆さまへ

高岡を前へ~未来のために今を生きる私たちから始める~

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富山県高岡市

■新年明けましておめでとうございます。
市民の皆様には希望に輝く新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
高岡市長 角田悠紀

令和6年能登半島地震から1年が経過いたしました。被災された全ての皆様に改めてお見舞い申し上げます。市民の皆様には、災害はいつ起こるかわからないとの考えのもと、まずはご自身の大切な命をご自身で守るための備えを今一度ご確認いただくよう強くお願い申し上げます。被災者の皆様が一日も早くそれぞれの日常を取り戻し、心穏やかに過ごせるよう、引き続き全庁を挙げて復旧・復興に向け、着実に取り組んでまいります。
人口減少時代にあっても、本市をお支えいただける人口である交流人口の拡大については、昨年10月から12月まで「北陸デスティネーションキャンペーン」が開催され、観光施設でご利用いただける共通クーポンの販売数増加、民間旅行会社と連携した宿泊割引クーポンの発行予定数への早期到達など、多くの反響をいただきました。今後も、今年3月の北陸新幹線開業10周年や来年度の新市誕生20周年といった機会に、一人でも多くの方に高岡を訪れていただけるよう、関連事業者等と連携した魅力向上やPRを通じ、さらなる観光誘客につなげてまいります。
また、山町筋にある旧高岡共立銀行(赤レンガの建物)については、その利活用事業を展開する民間事業者を広く公募し、昨年11月末にその事業を行う優先交渉権者を決定いたしました。既存建物の外観を維持しつつ、耐震補強のうえ改修し、地産の食材を使用したレストランやホテルの客室にするほか、隣接地にはホテル棟を増設する内容となっており、民間事業者ならではの創意と工夫に溢れた利活用のご提案をいただいたと思っております。今後も民間事業者の柔軟な発想を取り入れつつ、歴史と文化を生かした交流人口の拡大を目指して取り組んでまいります。
さて、本市では少子高齢化や人口減少の時代において、まちの未来を担うこどもをまんなかに据えた政策を推進すべく、「(仮称)高岡市こども計画」の策定を進めております。「こどもまんなか」の社会づくりにおいては、「こども誰でも通園制度」の試行的事業を、県内で初めて開始いたしました。令和8年度からの本格実施に向け、保護者の需要や運用上の課題について分析し、ニーズに応じた支援に向け取り組みを進めてまいります。その他にも、おとぎの森公園では、本市初となるPark―PFIを活用した、民間事業者によるベビーファーストをコンセプトとした飲食施設の整備が進められているとともに、本市においても駐車場の拡張に伴う周辺の広場の改修工事を進めております。こどもを生み育てやすい環境を整えることは、未来への重要な投資であります。こどもがふるさと高岡に愛着を持ち、自分の未来に夢や希望を持って成長できる社会の実現に向け、こども施策を更に推進してまいります。
これからは「強い高岡」の実現に向け、震災からの復旧・復興を着実に進めながらも、未来を見据え「高岡を前へ進める」こととの両立を目指してまいります。そのために、市民とともに広げ、加速させてきた「挑戦」から生まれた、ヒト・モノ・コトの「循環」が大きな環として繋がるよう、市職員一丸となって全力で支えてまいります。そして、次の世代にしっかりとしたバトンを渡し、未来においても市民の挑戦が可能となるよう、「今を生きる私たちから始める」という意識と、市民とともに心をあわせて支え合う精神のもと、将来にわたって持続可能な財政運営を目指し、決意と覚悟をもって勇進してまいります。

市民の皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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