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黒部市の財政状況 令和4年度 決算報告

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富山県黒部市

市議会9月定例会において認定された一般会計、特別会計および企業会計の決算を報告します。
皆さんから納付いただいた税金や国・県からの補助金などの使われ方や市の財政状況などをお知らせします。

一般会計歳入247億64万円

◆一般会計歳入
一般会計の歳入は前年度に比べ、18億678万円(6・8%)の減となりました。
歳入のうち、市が独自に調達できる自主財源は107億4,968万円と、前年度に比べ4億8,312万円(4・7%)の増となりました。これは法人市民税が6,888万円(20・8%)増加するなど、市税で1億4,327万円(1・8%)増となったことや、繰越金で3億7,048万円(43・1%)増加するなどしたためです。
また、国や県から交付される補助金などの依存財源は139億5,096万円と、前年度に比べ22億8,990万円(14・1%)の減となりました。これは、前年度の子育て世帯への臨時特別給付金や道の駅整備事業などにより一時的に増加した国庫支出金が10億1,221万円(20・0%)減となったことや、市債が12億4,905万円(36・5%)減少するなどしたためです。

◆特別会計・企業会計決算

*収益的事業については、決算額から消費税を除く。

一般会計歳出236億8,096万円

◆一般会計歳出
一般会計の歳出は前年度に比べ15億9,717万円(6・3%)の減となりました。
歳出のうち目的別で見た場合、最も大きいのは民生費で、主に高齢者福祉や障がい者福祉、子育て支援などに使われたお金です。前年度に比べ4,507万円(0・7%)の減となりました。
次いで大きいのは教育費で、小中学校や図書館、総合体育センターなどの運営、また市民交流センターの整備事業などに使われたお金です。前年度に比べ9億793万円(28・7%)の増となりました。これは市民交流センターの整備事業費が増加したことによるものです。
また、性質別で見た場合、最も大きいのは普通建設費で、市民交流センター整備事業費や防災行政無線デジタル化整備事業費などの工事費に使われました。

◆令和4年度決算報告
◇令和4年度一般会計
歳入:247億64万円
歳出:236億8,096万円
差引:10億1,968万円
令和4年度一般会計の差引は、10億1,968万円の黒字決算となりました。そこから、令和5年度へ繰り越した事業に必要な金額を除いた実際の黒字は、7億7,933万円です。

◆市の財政は健全な状態を維持
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき算定された指標(表1)は、イエローカードである早期健全化基準値をすべて下回っており、また、実質公債費比率、将来負担比率ともに、財政状況は健全な状態を維持しています。
市債残高(表2)は前年度より減となりました。社会資本整備分の借り入れにあたっては、地方交付税措置のある市債を最大限活用することで、市の実質的要負担額の抑制に努めています。

表1:財政指標からみた黒部市の財政状況

*赤字額および資金不足額がないため、実質赤字比率、連結実質赤字比率、資金不足比率は「―」と表示

表2:市債残高と地方交付税措置(見込)額

◆市債とは
借金による資金調達のことです。
市債残高のうち、社会資本整備分は、道路、小中学校等の整備に要した借金です。臨時財政対策債は、本来国から交付される地方交付税の一部を、市が代わりに借金したもので、この返済相当額は後年度に地方交付税で全額措置されます。

問合せ:財政課
【電話】54-2116

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