◆一般会計歳出 230億6,605万円
◇一般会計歳出
一般会計の歳出は前年度に比べ6億1,491万円(2・6%)の減となりました。
歳出を目的別でみた場合、最も大きいのは民生費で、主に高齢者福祉や障がい者福祉、子育て支援などに使われたお金です。前年度に比べ5億1,108万円(8・6%)の増となりました。石田こども園や三日市保育所整備事業の補助金の増が主な要因です。
次いで大きいのは総務費で、主に新型コロナウイルス感染症や物価高騰対策事業などに使われたお金です。前年度に比べ3億6,093万円(9・5%)の減となりました。これは前年度に実施した公共施設のトイレ改修等感染症対策事業が終了したことや、新型コロナウイルスワクチン接種事業の減によるものです。
また、性質別でみた場合、最も大きいのは補助費等で、プレミアム付商品券事業や社会福祉施設等物価高騰対策支援事業などに使われました。
◆令和5年度 決算報告
令和5年度一般会計の差引は、7億3,080万円の黒字決算となりました。そこから、令和6年度へ繰り越した事業に必要な金額を除いた実際の黒字は、5億1,506万円です。
◇市の財政状況と市債残高
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき算定された市の指標(表1)は、イエローカードである早期健全化基準値をすべて下回っています。また、実質公債費比率は前年度から0.1%上昇しましたが、将来負担比率は前年度から3.4%減少しました。
市債残高(表2)は前年度より減となりました。社会資本整備分の借り入れにあたっては、地方交付税措置のある市債を最大限活用することで、市の実質的負担額の抑制に努めています。
表1 財政指標からみた黒部市の財政状況
*赤字額および資金不足額がないため、実質赤字比率、連結実質赤字比率、資金不足比率は「―」と表示
表2 市債残高
◇市債とは
借金による資金調達のことです。
市債残高のうち、社会資本整備分は、道路、小中学校等の整備に要した借金です。臨時財政対策債は、本来国から交付される地方交付税の一部を、市が代わりに借金したもので、この返済相当額は後年度に地方交付税で全額措置されます。
問合せ:財政課
【電話】54-2116
<この記事についてアンケートにご協力ください。>