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自治体の皆さまへ

特集 支え合いみんなが笑顔でくらすまち

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富山県黒部市

~障がいについて理解し、支え合う社会を目指しましょう~

◆12月3日~9日は障害者週間です
障害者週間とは、国民の間に広く障がい者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障がい者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的としています。この機会に「共生社会」の実現に向けて、障がいについて理解し、支え合う社会を目指しましょう。

◆『障がい』って何だろう?
「障がいのある人」とは、身体、知的、精神その他の体や心のはたらきに障がいがある人で、その障がいや社会的障壁によって、毎日の生活や活動に相当な制限を受けているすべての人のことをいいます。障害者手帳を持っている人のことだけではありません。
「社会的障壁」とは、障がいのある人が毎日の生活をしたり、外で活動したりするときなどに妨げ(バリア)となるものをいいます。具体的には次のような例が挙げられます。
・障がいのある人を制限するような仕組みやきまり
・障がいのある人のことを考えていない習慣や文化
・障がいや障がいのある人への誤解や偏見
・通行や利用がしにくい施設や設備
これらのバリアを取り除くことで「障がい」をなくすことができます。

◆差別をなくすために…
◇してはいけないこと ~不利益な取扱い~
障がいがあることを理由に、障がいのない人と違う対応をすること等の不利益な取扱いをしてはいけません。
例えば…
・拒否…店などに入ることや病院の診察を断る、公共の乗り物(バス、タクシー、電車など)に乗せない、など
・条件を付ける…障がいのある人にだけ、日・時間・場所などの条件を付ける、など
・順番を後回しにする
・必要がないのに、付添いを求める
・必要があるのに、付添いの同伴を許可しない

◇してほしいこと ~合理的配慮~
合理的配慮とは、障がいのある人から「助けて欲しい」「手伝って欲しい」と伝えられたときに、負担が重すぎない(自分のできる)範囲で手助けをすることです。私たちにできることとして、まずは「お手伝いしましょうか?」の一言から始めませんか。
例えば…
〔コミュニケーション、情報伝達〕
・手話・筆談を使う
・点字や読み上げで何が書いてあるか伝える
・難しい言葉を分かりやすい言葉に言い換える
・漢字にふりがなをふる
・絵や図を使って説明する
・危険を知らせる…危ないことが分からない人や気付かない人に声をかけたり身体に触って引き止めたりする
〔移動〕
・誘導…進む方向や止まる、上る、下りるなどを伝えながら移動する
・人力…車いすなどを持ち上げたり支えたりして移動を助ける

◇障害者手帳のあるなしにかかわらず、「障がい」や「差別」で分からないこと、お困りごとがある際は、福祉課へご相談ください。

◆「補助犬」のこと、知っていますか?
「補助犬」とは、認定を受けた盲導犬、介助犬、聴導犬の総称で、障がいのある方が社会参加をする上で欠かせない大切なパートナーです。補助犬ユーザーにとっては「身体の一部」ともいえ、生活の一部を担う存在です。

◇補助犬を見かけたら…
話しかける、じっと見つめる、触る等の気を引く行為は避け、あたたかく見守りましょう。また、補助犬ユーザーは獣医師の指導を受けながら、補助犬の体調や衛生・行動の管理をしっかり行っています。排泄の時刻等も含め、健康を管理していますので、食べ物や水を与えないようにしましょう。

◇事業者の皆さまへ…
平成15年10月から、すべての公共施設および公共交通機関だけでなく、飲食店やスーパー、宿泊施設などのすべての民間施設でも、補助犬の同伴者の受入れが義務付けられています。補助犬は『身体障害者補助犬法』に定められた「表示カード」を身につけています。普通のペットとの区別に迷った際は、カードを確認させてもらいましょう。

◇補助犬を同伴していても、皆さんのサポートを必要としている場合があります。盲導犬は道案内、信号の判別をしているわけではありません。迷っている様子や、信号待ちをするユーザーを見かけたら「何かお手伝いしましょうか?」「青ですよ、赤ですよ」といったお声がけをお願いします。

◆障がいのある人にかかわるマークをご存じですか?
・オストメイトマーク
人工肛門などを造設している人のための設備があることを表したマーク
・ヘルプマーク
外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせるマーク
・ほじょ犬マーク
補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)同伴の啓発のためのマーク
・富山県ゆずりあいパーキング
歩行の困難な方等が駐車場を円滑に優先利用できるように知らせるマーク

◆にいかわ障がい者地域生活支援ネットワーク(地域生活支援拠点等)が整備されました
新川圏域(魚津市、黒部市、入善町、朝日町)の関係機関と連携し、障がい児者等の重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、地域資源のネットワークを活用し、障がい児者等の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築しています。現在、障害福祉サービス等を利用されていない障がい児者の方で、介護者の急病等により生活が困難になると想定される方は、緊急時に備え事前にご相談ください。

~地域生活支援拠点等の5つの機能~
・相談
・緊急時の受入れ・対応
・体験の機会・場
・専門的な人材の確保・養成
・地域の体制づくり

問合せ:福祉課
【電話】54-2502

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