栽培漁業センターだより

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■～元気なキジハタ種苗を放流～
栽培漁業センターでは、8月24日から高級魚のキジハタ種苗(地方名：アコウ)の育成をスタートし、9月12日と13日に光・熊毛地区の地域へ7センチのキジハタ種苗64,700尾を放流しました。
町内では上関、室津、四代、祝島地区に放流しており、今後の成長が期待されます。
小さなキジハタ種苗は、大型のカサゴなどの根魚に襲われやすいので、カサゴなどがいない場所、餌となる小さなエビが豊富にいる場所へ丁寧に放流されます。また、キジハタ種苗を栽培漁業センターから放流場所へ運ぶ際は、漁業者の皆さんの協力が不可欠です。船や水槽を適切に手配し、キジハタ種苗の活力を確保しながら運びます。そして、キジハタ種苗が海へ潜る瞬間は本当に特別で、迅速に海藻の中や岩陰に隠れて、新しい生活の始まりを見せてくれます。この瞬間、私たちは無事に送り届けたという達成感に包まれます。さらに、漁業者の皆さんからキジハタの漁獲量が増えているという素晴らしい報告を聞くことができ、その成果を実感し、心から幸せな気持ちになりました。
今後も、上関の水産資源を増やし、上関の美しい海を一層豊かにしていくために、私たちは力を合わせて取り組んでいきます。

問合せ：(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会
【電話】62-6030【FAX】62-6033