「祝島では生活用水に利用しているタンクの貯水率が下がっており、このままの状況が続くと2ヶ月程でタンクの水が枯渇する恐れがあり、住民に節水の協力を呼びかけています」これは、昨年の12月7日に放送されたニュースの一部です。
このニュースを見た、美祢市社会福祉協議会の地域福祉課長さんより、山口県社会福祉協議会を通じて飲料水とパックごはんを提供したいと申し出がありました。祝島自治会に連絡を取り、12月15日に美祢市社会福祉協議会さんから水とパックごはんをいただき、役場職員とも連携して町が備蓄している飲料水も一緒に祝島に送りました。祝島自治会から住民の方へ配布しました。
美祢市では、令和5年6月の大雨により大規模な災害を被っており、その時に飲料水、パックごはん、タオル、下着など様々な支援を受けました。今回、祝島の水不足のニュースを見て「自分たちが被災した時に水不足は本当に困った。祝島の方も困っているのではないか」との思いが強く、飲料水とパックごはんを提供していただくことになりました。
この度、美祢市社会福祉協議会よりいただいた飲料水とパックごはんは、美祢市が被災した際に集められた資材で、今後の災害対策として保管されていたものです。最初は被災地域への好意(支援物資)だったものが、上関町祝島への好意へとつながりました。多くの人の好意が広がったことに感謝します。美祢市社会福祉協議会をはじめ、このことに関わった多くの方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
■提供していただいた物資
・飲料水(490ml缶) 864本
・パックごはん 960食
・おかゆなど
問合せ:社会福祉協議会
【電話】62-0695
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