上関町長 西 哲夫
明けましておめでとうございます。
お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
町民の皆さまには、町の行政運営にご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。
一昨年(2022年)10月24日に町長に就任し、1年が経過しましたが、振り返ってみますと多事多難な日々であったような思いがしています。
「持続可能な町づくり」「町民に寄り添った行政」を心がけ職務にあたりましたが、町民の皆さまの要望、要請、お考えは多種多様でございます。
事業を進めるにあたり、全町民に納得していただくことが理想ではございますが、難しい判断、決断を求められる場面や事業もございました。
また、事業を進めるうえで町民の意向、町の将来に何が必要となるのか、自問自答しながら最終的には民主主義を尊重し、持続可能な上関町の姿を描き、決断しなくてはならない出来事もございました。
硬直化していく財政、急激に進む人口減少、少子高齢化、商工業や一次産業の衰退など課題は山積しています。
これらの課題を直視し、課題解決に勇気を持って取り組んでいくことも必要になります。
昨年は「定住対策」「住民への支援」「産業観光振興」を重点目標として取り組んで参りましたが、まだ道半ばの状況です。
町を維持していくためには、人口減少対策、財政の健全化、商工業の繁栄、福祉事業施策は避けて通ることはできません。
皆さまも色々なお考えをお持ちのことと存じますが、町の現状を共有していただき、お力添えいただければ、必ずや上関町が目指す明るい未来が開けると確信しています。
今年は第6次総合計画に着手する年にもなります。
アンケート調査で、皆さまのお考え、思いなどお伺いさせていただきました事項を尊重し、来年度から計画を策定していくことになります。
「主役は町民」です。
町づくりに皆さまと一緒に力を合わせ、元気で明るい上関町に飛躍できるよう決意を新たに行政の執行に努めて参りますので、変わらぬご支援、ご理解をお願いします。
結びに、町民の皆さまが本年もご健勝で幸多き日々を過ごされますことをご祈念申し上げ、年頭に当たってのご挨拶といたします。
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