栽培漁業センターだより

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■～マダイとクルマエビの卒業式　今年も感動の放流行事を開催～
上関小学校と(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会は、今年も恒例の「マダイとクルマエビの卒業式」を行いました。これは、児童たちが学校で育ててきたマダイとクルマエビを自然の海に放流するイベントです。
6月5日に上関小学校で育て始めたマダイとクルマエビが、7月10日に卒業式の日を迎えました。卒業式では、児童たちがマダイとクルマエビの成長の記録をとるために測定を行います。36日間大切に育てられたマダイは全長2.5cmから7.8cmへ、クルマエビは全長2cmから6cmへと大きく成長していました。マダイとクルマエビへの卒業証書授与では、栽培漁業センターの職員が卒業するマダイとクルマエビに扮して、児童たちが手作りした素敵な卒業証書を受け取りました。森分校長先生は式辞で「入学した時は小さかった皆さんも、5年生と3年生のお世話のもと、こんなに大きくなりましたね」と温かいはなむけの言葉を述べられました。
学校での式典を終えると、マダイは中ノ浦の浜辺へ、クルマエビは戸津の浜辺へ放流に向かいました。この日はあいにくの雨模様でしたが、児童たちの元気なパワーによって雨はやみ、光が差し込んできました。児童たちはバケツに入ったマダイやクルマエビに「元気でね～!」と声をかけながら、名残惜しそうに放流していました。また、5局のテレビ局が取材に訪れ、児童たちは緊張しながらも「元気に育ってほしいです」と、とても頼もしく、しっかりと取材を受けていました。
このイベントを通じて、放流や上関町の特産品である「上関車海老」に関心を持ってもらえたらとても嬉しいです。関係者の皆様、ご協力いただきありがとうございました。

問合せ：(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会
【電話】62-6030【FAX】62-6033