健康コーナー

5／41

【成年後見制度をご存じですか】
◆成年後見制度とは…
認知症や精神障がい、知的障がい等により、自分で判断することに不安がある方や、判断能力が不十分になった方の意思決定支援を行うことにより、不利益になるような契約等から守る制度のことです。
成年後見制度には、法定後見制度と任意後見制度の2種類があります。

○成年後見制度
法定後見制度
・現在、判断能力が不十分な方について、家庭裁判所が成年後見人を選任し、支援する制度
任意後見制度
・将来に備えて「誰に」「どんな支援をしてもらうか」をあらかじめ契約により決めておく制度

◆成年後見人ができること・できないこと
○できること
財産管理
・預貯金の管理
・税金や公共料金の支払い
・不動産の管理
・不要な契約の取り消し

身上保護
・入院、入所の手続き
・要介護認定申請などの手続き
・意思決定支援

○できないこと
・日用品の買い物
・掃除、洗濯、介護や看護
・結婚や養子縁組の手続き
・医療行為の同意
・自宅等の片付け
・身元引受人

◆こんなときに本人の権利を守ってくれます
預貯金の管理・郵便物の管理が一人では難しい⇒成年後見人が代わりに手続きをしてくれるようになります。
認知症の親が訪問販売で必要のない物を買うことが多くなった⇒本人に不利益な契約を取り消してくれます。
その他、成年後見制度についてご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。

問合せ：保健福祉課　地域包括支援センター
【電話】62-1780