■女性の健康
~骨粗しょう症予防~
○骨粗しょう症とは
加齢や女性ホルモンの減少、若い頃からの生活習慣が原因で、骨が弱くなり、ちょっとしたことで骨折しやすくなる病気です。
○骨粗しょう症になるとどうなるの?
はじめのころは目立つ症状がありませんが、徐々に身長が低くなる、背中が曲がる、背中や腰が痛むなどの症状が現れます。そして、転倒による骨折を機に介護が必要な状態や、寝たきりになるリスクが高くなります。
○骨粗しょう症の人はどのくらいいるの?
日本人のうち1,590万人が骨粗しょう症と推測されており、約3/4を女性が占めています。
~日本人女性の骨粗しょう症になる割合~
60歳代 5人に1人
70歳代 3人に1人
80歳代 2人に1人
女性は閉経後に、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少しますが、それに伴い骨密度も低下するため、骨粗しょう症の発症リスクも上がります。
※女性ホルモン(エストロゲン)…骨を作る活動を促し、骨を壊す活動を抑制する働きがある。
■骨粗しょう症対策
▼食事
・主菜、主食、副菜を揃えたバランスの良い食事を欠かさず3食+骨づくりに必要な栄養素を意識
○骨量を強くする カルシウムを多く含む食品
乳製品:チーズ、牛乳、ヨーグルト
野菜:小松菜、水菜、いりごま
大豆製品:木綿豆腐、厚揚げ、高野豆腐
魚介・海藻類:サバ缶、ひじき、さくらえび
~カルシウムの吸収を助ける~
ビタミンD:鮭、イワシ、干ししいたけ、きくらげ
ビタミンK:納豆、ブロッコリー、ほうれんそう
○骨質を強くする たんぱく質を多く含む食品
肉類:鶏ささみ、豚ロース、牛バラ
魚類:マグロ、鮭、ツナ缶、魚肉ソーセージ
その他:卵、チーズ、枝豆、牛乳
~たんぱく質の吸収を助ける~
ビタミンB:レバー、マグロ、サンマ、シジミ、ごま
葉酸:のり、緑茶、枝豆、モロヘイヤ
▼運動
・骨に重力と重さがかかる運動をする。(ジョギング、ウォーキング、なわとび、階段の上り下りなど)
*ビタミンDは、日光に当たることで、皮膚からも作られます。外で運動をすると一石二鳥ですね!
▼生活習慣
・定期的に骨密度測定をする。
(町では30~79歳の女性を対象に集団の骨粗しょう症健診を行っています。詳しくは健康増進係までご連絡ください)
問合せ:保健福祉課 健康増進係
【電話】62-0324
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