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健康コーナー

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鹿児島県伊佐市

◆子どもの水分補給
子どもは、体温の調節機能が未熟なため、暑い日が続くと体に熱がこもって体温が上昇しやすくなります。また、子ども自身が体調の変化に気付かないことや、喉の渇きをうまく伝えられないこともあり、脱水症状を起こしやすくなります。体の水分量は、大人の60%に対し、子どもは70~80%と多く、成長期は水分の出入りが激しいため、大人以上に水分を必要とします。
この時期は、子どもの様子を気にかけながら、適切な水分補給で暑い夏を乗り切りましょう。

◆体重1kgあたりに必要な水分量
・新生児…50~120ml
・乳児…120~150ml
・幼児…90~100ml
・学童…60~80ml
・成人…40~50ml
※飲用水だけでなく、離乳食や食事からの水分も含まれます。
※乳児の水分は、母乳やミルクで十分足りていますが、たくさん汗をかいているときには、麦茶や湯冷ましを飲ませましょう。

◆水分補給のポイント
◇いつ飲ませたらいいの?
・起床時、就寝前
・食事やおやつのとき
・お散歩や外遊び、運動の前後
・お風呂の前後
・汗をかく前、喉が渇く前
汗をかいた後、一気に水分をとると体がだるくなりやすく、また、喉の渇きを感じるときには脱水が始まっています。

◇何を飲ませたらいいの?
カフェインや糖分を含まない水や麦茶

◇どのくらい飲ませたらいいの?
1回の量は50~100ml程度

◇水温はどのくらいがいいの?
運動の後やお風呂上り、気温が高いときなどは5~15℃(冷たい水)で飲むと吸収がよく、体を冷やす効果があります。
それ以外は常温や温水などがよいでしょう。

◆好ましくない飲み物
◇イオン飲料
カリウム、塩分など各種の電解質を含む水のことで、水分補給に適していると思われがちですが、糖分が多いため、習慣的に飲むと肥満やむし歯、糖尿病の原因や、麦茶などを飲まなくなる原因にもなります。飲ませる場合は、大量に汗をかいたときや、高熱、下痢、嘔吐などで脱水が心配なときだけにしましょう。

◇市販のジュース
炭酸飲料、果汁入り飲料、野菜ジュースなどには糖分が大変多く含まれます。糖分を過剰摂取してしまうと、糖の分解で働くビタミンB1が不足してしまい、乳酸などの疲労物質が溜まって夏バテを起こしやすくなります。肥満やむし歯の原因になるだけでなく、子どもたちの体にも負担を与えてしまいます。

◇牛乳
栄養価が高く、消化吸収に時間がかかり、胃腸の負担になります。「飲み物」というより「食品」ととらえた方がよいでしょう。

問い合わせ:こども課こども健康係
【電話】23-1311(内線1214)

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