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自治体の皆さまへ

健康コーナー

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鹿児島県伊佐市

◆スマホ・ゲーム等への依存を改善するために
時間があるとスマートフォン(以下スマホ)に手を伸ばしたり、たまに忘れて外出すると落ち着かないといった人も多いのではないでしょうか。大人だけでなく子どもたちの生活場面においても「スマホ依存」「ゲーム依存」ということばが日常的に聞かれるようになりました。朝起きられず学校に行けなくなることで、友達との関係や学習の機会が途切れてしまうなどスマホやゲームの過度な使用による日常生活への影響が心配されます。

◇「依存」とは
わかっちゃいるけどやめられない状態のことで、「本人の意思でやりたくてやっている」「やめる気がない」と誤解されやすい特徴をもちます。

・スマホやゲーム等に依存してしまう子どもを理解するためのポイントとして「自己治療仮説」を紹介します。
依存してしまう子どもは、普段から不快な気持ちを感じやすい傾向があったり、他の子にとっては少しの頑張りでできることが、その子にとっては強い苦痛を伴ったりする場合が多く、不快な気持ちを和らげるため(自己治療)の手段としてスマホやゲームを繰り返し使っている(スマホやゲームに没頭している間だけは不快な気持ちから離れることができる)という考え

◇依存の改善にとって大切なこと
(1)本人やその子に関わる人たちの間でお互いを気づかう声かけを意識的に増やす。
(例)「今日も暑いね」「このお菓子おいしいよ」など スマホやゲームと関係のない何でもないやりとり

(2)本人がスマホやゲーム以外でやってみようと思うことや、やらなければいけないことについてどう取り組めばいいかを一緒に考え試してみる。
(例)家庭や学校での役割を決め、一緒に取り組んでみる。その中で部分的にお願いされたり、お願いしたりといった経験を積む

依存の改善には、周囲の人たちに自分の気持ちや状況を伝えたり、必要な協力を求められるようになること、それを手助けしてくれる人が必要です。2学期を迎えるにあたり、スマホやゲームとの付き合い方に関すること、これに限らず心配なことがありましたら、ご自分やご家庭の中だけで抱えず、学校やこども課、医療機関などにご相談ください。

◇講演会のお知らせ
ゲームとの上手な付き合い方やこれを巡る子どもとの関わり方をテーマとする講演会を開催します。
期日:10月21日(土)
講師:松崎 尊信 医師(独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター/神奈川県)

問い合わせ:社会福祉法人慈和会
【電話】23-0322
※詳細が決まり次第、市ホームページやチラシでお知らせします。大変貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

問い合わせ:こども課こども健康係
【電話】23-1311(内線1214)

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