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自治体の皆さまへ

新年のご挨拶

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山口県下松市

新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、清々しい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
私は、市長就任以来「暮らしの安全安心対策の充実・強化」「産官民による魅力あるまちづくりの推進」を最重点政策に掲げており、本年も総合計画を柱に市政運営に全力で取り組んでまいります。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後、地域行事が開催されるなど、私達の生活も日常を取り戻しつつあります。この4年間、行事の中止や制限、感染症対策など、市民の皆様をはじめ、医療従事者、事業者、関係団体の皆様にご理解、ご協力いただきましたことに、あらためて心より感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、明るい話題として、市内半導体関連企業による大規模な工場増設計画は、地域産業の活性化や雇用促進など大きな転機になるものと期待しております。また、天王森(てんのうもり)古墳から出土した埴輪群につきましては、大刀形(たちがた)埴輪に続き、家形埴輪と巫み女こ埴輪を復元し、夏には「やまぐち大考古博」で初公開されました。本市の文化・歴史を代表する市民の宝として、今後の復元・研究に期待を膨らませているところです。
「安全安心対策」では、先行き不透明な物価高騰等への対応として、プレミアムチケットの販売をはじめ、市民生活の安定と社会経済活動の循環に向け、さまざまな支援を実施してまいりました。また、防災・減災対策では、ソフト面の強化に重点を置き、市内小中学校を対象とした「防災教育プログラム」、「防災作文コンクール」を実施する一方で、官民連携により新たな河川監視カメラを設置するなど、適切な避難行動につながる防災情報の発信にも取り組んだところです。引き続き、「逃げ遅れゼロ」に向け、あらゆる世代の防災意識の醸成を図るとともに、自助・共助の取り組みを促進し、地域防災力の向上に努めてまいります。
子育て環境整備では、昨年4月に「こども未来部」を新設し、「待機児童ゼロ」を最優先に下松児童の家を増設しました。本年は、公集児童の家の増設や民間保育園の開設支援、8月を目標に子ども医療費の助成を所得制限なしで高校生まで拡充するなど、子育て世代の負担軽減、支援・充実強化を図り、妊娠・出産、子育てへの切れ目のない支援をしてまいります。また、学校施設の長寿命化、ICT教育環境整備等、子どもたちが安心して学べる環境整備にも取り組んでまいります。
次に、「魅力あるまちづくり」では、豊井地区まちづくり整備事業の加速化に併せ、恋ヶ浜緑地公園を「誰もが安全・安心・快適に利用できる公園」として再整備し、人口バランスのとれた都市空間の実現を進めるとともに、米川地域づくり拠点施設整備等、防災・交流拠点として多機能複合施設を検討・整備してまいります。
また、人口減少を克服するため、市内企業の事業拡張への支援、新たな企業誘致や本市ならではの産業の育成・強化に努め、地域創生を積極的に進めるとともに、企業との連携により「ものづくりのまち下松」の魅力を市内外に発信してまいります。
昨年30周年を迎えた下松タウンセンター「キラル」は、センターホールが情報発信の場に生まれ変わり、若い世代を中心にいっそう賑わいを見せています。また、国民宿舎大城や栽培漁業センター「ひらめきパーク笠戸島」、笠戸島家族旅行村と併せ、笠戸島ハイツ跡地の活用を進めるとともに、公式マスコットキャラクター「くだまる」や本市が有する地域資源を総動員しながら官民協働で知名度向上と魅力づくりの創出に努めてまいります。
本年は、市制施行85周年という記念すべき節目の年です。
私は、「市民力」「地域力」「産業力」を結集した「オール下松」で、将来都市像である「都市と自然のバランスのとれた住みよさ日本一の星ふるまち」の実現を目指し、未来へ繋いでいくことに全力を注いでまいります。引き続き、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新しい年が、皆様にとりまして、希望に輝く幸多い年になりますことを祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

下松市長 国井 益雄

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