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自治体の皆さまへ

LGBTを理解する~日本社会の中でマイノリティ(少数者)であること~

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山口県下松市

■下松市「人権」を考えるつどいより
11月13日、一人一人の人権意識を高め、明るく住みよい地域社会をつくるために「下松市『人権』を考えるつどい」を開催しました。

◇LGBTは身近な存在
二元論的(女性と男性)な捉え方をすると、LGBTはマイノリティです。では、性のあり方を(1)法律上の性、(2)性自認(自分の性別の認識)、(3)性的指向(恋愛や性愛の感情がどの性に向くか、向かないか)、(4)性表現(社会的に性別をどう表現するか、ふるまうか)の4要素から考えると、個々により多様であることが分かります。女と男の2色で区分けできない、グラデーションなのです。

◇知らない人権は守れない
現状、社会の仕組みは性の多様性に対応しきれておらず、そのズレに苦しむ人は少なからず存在します。「ありのままで生きたい」と願うのに、仕組みや偏見がそれを難しくしています。そのことをまず知ることがダイバーシティ(多様性)社会の実現には必要です。

◇見た目や声で判断しない
「女・男らしく」「ランドセルの色」「制服」など、慣習により性別を分けているものが多くあります。「性別は関係あるのか?」と立ち止まって考えてみることが必要です。
言葉も「レズビアン(×レズ)、トランス女性・男性(×おかま、おなべ)、FTM(女性から男性へfemale to male)、MTF(男性から女性へmale to female)、性別適合手術(×性転換手術)」など、偏らない言葉を使うようにしたいものです。考え方が言語化され、言語が考え方に反映されるからです。

◆ALLY(アライ)になろう
アライとは、性的マイノリティを理解し支援する人または、その考え方です。
・「性のあり方に違和感がある人は周りにいるかもしれない」と想像しながら話をする。
・相談しやすい雰囲気をつくる。
・性的なからかいやいじめには毅然とした態度をとる。時にはシェルターとなる。
・アウティング(本人から了解を得ずに性的指向や性自認を第三者が公にすること)には細心の注意を払う。 など

〔講師〕東小雪さん

問い合わせ:生涯学習振興課
【電話】45-1871

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