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仕事図鑑

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山口県下関市

このページは、小・中学生、高校生を対象に市内で働く人・職業を紹介しています。先輩たちのメッセージを参考に、未来の自分を探してみませんか。

■手話通訳士
高原和美さん
下関市出身

◇手話との出会い
学生の頃から、市民手話講習会や手話サークルに参加し、聴覚障害者の方と触れ合う機会がありました。
手話を使う方は、外見からは分かりませんが、身近にたくさんいることを知って驚きました。

◇仕事で大事なこと
相手の考えや想いを、正しくつかむことが大事です。
話し方には個性があり、語彙力も人それぞれ。また、コミュニケーションはいつも順序立てて説明することばかりではありません。日本語も手話も同じだと思います。

◇仕事のやりがい
聴覚障害者の方から、お困り事の相談を受けることがあります。解決に向けて、その方が「次の行動」ができるように専門機関へ橋渡しをします。
私一人の力ではないですが、聴覚障害者の生活の質を上げる支援ができたとき、やりがいを感じます。

●下関で広がる理解
医療や福祉の通訳現場では、聴覚障害者のために医師が大きく口を動かし、図や模型を使い病状等を伝える姿や、スタッフが手話を覚え、会話を楽しむ姿を見る機会が増えました。その光景を見ると、とてもうれしくなります。
聴覚障害者と多くの時間を過ごしているのは、こうした周囲や日常生活で出会う人。手話通訳士が接するのは生活のほんの一部分ですが、手話でお手伝いをすることで「両者をつなぐ」という大切な役割をこれからも果たしたいです。

●生きた手話を学んでほしい!
手話通訳士がいなければコミュニケーションができないわけではありません。今は手話の動画や本がたくさんありますが、ぜひ下関の聴覚障害者と出会っていただけるとうれしいです!聴覚障害者の方は、過去の出来事や自身の感情を表情豊かに伝えてくれます。その素晴らしい手話表現は、まるでその場にいるかのような感覚になります。手話での会話は楽しいですよ。

(本紙QRコード)1つでもいいです。皆さんも手話を覚えてみませんか?

取材協力:下関市社会福祉協議会
(【電話】232-2001)

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