このページは、小・中学生、高校生を対象に市内で働く人・職業を紹介しています。先輩たちのメッセージを参考に、未来の自分を探してみませんか。
■医師 若狭 康平 さん 下関市出身
□どんな仕事ですか?
地域の皆さんの健康をサポートする仕事です。
お医者さんというと、患者さんの診察をしている場面が思い浮かぶと思います。
他にも、看護師や薬剤師などいろんな職種の人と一緒に治療方針を考える会議をよく行っています。
□やりがいや大変さ
患者さんから感謝の言葉を頂いたときや、患者さんが笑顔で帰っていく姿を見ると、やりがいを感じます。
医療の進歩はすさまじく、毎年のように治療方法が新しくなっていきます。日々知識のアップデートを頑張っています。
□目指したきっかけは?
子どもの頃、体調が悪くて病院に通ったときに、お医者さんが優しく接してくれて、とてもうれしかったです。病気も治してくれるし、健康になるとハッピーな気持ちになれる。
自分もそういう存在になりたいと思いました。
□医師一人では救えないチーム医療の大切さ
患者さんに良い医療を提供するためには、いろんな職種の人との連携が欠かせません。
病気やけがのことは医師が診断しますが、処置の際は看護師、薬の処方の際は薬剤師、とさまざまなスタッフと協力して、患者さんの健康を守っているのです。
例えば入院中の食事の場面。患者さんの飲み込む力が弱い、という食事介助の看護師からの情報をもとに、管理栄養士とも相談して食べやすい食事に変更しています。
□鍵を握るコミュニケーション
スタッフとの情報共有は、電話やパソコン上でもできますが、若狭先生は、なるべく直接会って話をすることを大切にしています。
「顔を合わせることで、最近の様子など、患者さんの健康につながる情報が得られることもよくあります。スタッフみんながプロフェッショナルです。そんな多職種のスタッフから、気軽に話しかけてもらえるような医師でありたいと思っています」
(写真)カンファレンス(会議)の様子。
(写真)患者さんに関わるスタッフが専門性を発揮し、より良い医療を考える。
(写真)病状を丁寧に説明します。
※写真は本紙参照
▼取材協力 下関市立豊田中央病院(【電話】766-1012)
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