■STUDENT and PROFESSORデータサイエンス学部への思い
DX推進や生成AIなど時代の大きな流れと私の研究が合致し、自身の可能性を試せる場所を探す中で、「教育と研究に力を入れていく」という市立大学の力強いメッセージに共感し感銘を受けましたので、市立大学に教授として就任しました。
先端の研究を教育にフィードバックし、教育で基礎を学んだら研究にも生かすという良い循環への期待が持てます。教育指導に当たっては、企業が求める文理融合の思考ができる実践的な人材を輩出したいですし、国際会議などで世界に向けて研究成果を発信できる学生を育てていきたいです。
今後の学生の成長が楽しみです。
データサイエンス学科
白浜 成希 教授(熊本県出身)
市立大学データサイエンス学部の存在を知ったのは、大学進路相談のときでした。進学に当たって「どうしたら企業商品が売れるか?」といった専門的な知識と実践力が養える大学を探していました。データサイエンスは勢いがある学問ですし、理系専攻だった私にとって、数値(データ)を基にした課題解決も合っていると思ったのです。
実際に講義を受けてみて「ビジネスの場面で、どこにアプローチすれば一番良い結果がついてくるか」を学ぶ機会があります。人の感情ではなく、可視化された数値(データ)が導く結果に、いつも驚きと興味が湧きます。
これからの授業に期待しています。
データサイエンス学科 1期生
奥村 真希さん(岡山県出身)
■看護学部2025年4月開設
□求められる看護学教育を、下関で
超高齢化社会に対応するために、地域で暮らす人々ができる限り住み慣れた場所で、自分らしく暮らし続けられる地域包括ケアシステムの構築が進められています。従来の、健康を害した患者を医療機関でケアするだけではなく、今後増加する地域施設や自宅で療養される方もケアするなど、看護職の需要は高まっており、活躍の場も多様化します。市立大学看護学部では看護業務のハウツーではなく、看護の本質的なこと、つまり「看護学」をしっかり学び、場や状況が変わったとしても、どのようなケアを提供したら良いか自分で考えられる力を養うことが重要だと考えています。
地域で暮らす人々の健康の保持増進・疾病予防、健康障害からの回復、最後まで自分らしく生きることを護る担い手として、地域に密着した思考を育てる教育に取り組んでいきます。
看護学部長予定者
中嶋 恵美子 特命教授
オープンキャンパスの様子
▼看護学部新校舎完成 イメージ図…本紙参照
■HEALTHCARE PROFESSIONALS 市立大学看護学部に期待する声
□住み慣れた地域でいつまでも安心な生活を送れるように
保健医療福祉で連携しながら、高齢者が要介護状態にならないよう、フレイルや認知症の予防などをしています。看護学部の設置により、地域の皆さまに笑顔と安心を届けられる看護職の育成を期待しています。
長府地域包括支援センター
小林 緑 さん
□安全で質の高い最善の医療を市民の皆さんへ
幅広い知識や視野を持ち、地域医療に貢献できる看護人材が育成されることを期待します。また、大学の存在が、私たち現役の看護専門職においての生涯学習に良い影響がもたらされることも願っています。
市民病院看護部
坂本 由紀子 さん
□下関ですべての人が健康でいきいきと暮らせるように
市の保健師として市民の健康づくりなどを支援する仕事をしています。市内で保健師の資格が取得できれば進路選択の幅が広がりますし、看護学部の専門性を生かし、健康課題の解決に向け連携できればと思います。
下関市保健部健康推進課
足立 菜摘 さん
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