※表彰者については本紙参照
■芸術文化振興奨励賞受賞者
芸術文化の分野で高い水準の創作活動を続けている将来性がある個人、団体に授与するもの
□芸能部門・日本舞踊
日本舞踊家 花柳 多智雛 さん
市内在住。下関市・北九州市を中心に弟子の育成に力を注ぐ。全国規模で開催される舞踊大会や海外文化交流事業、地域行事(先帝祭など)に出演するなど幅広い活躍をしている。
賞を頂き、ますますこの道で励んでいく覚悟が強くなりました。下関で日本舞踊の活動をする機会を与えてくださる皆さまに、この場を借りてお礼申し上げます。
日本舞踊は、森羅万象を表現できることが魅力です。年齢を問わず、いろいろな役柄や動物、風や花にもなれます。さまざまな歴史がある下関と日本舞踊は相性が良く、お互いの魅力を発見し合えると思います。
師匠から私に受け継がれるものを後世に伝えるべく、私自身が魅力ある芸、魅力ある人でありたいです。そして、若者が下関で活躍できる場所づくりに貢献していきたいです。
□美術部門・工芸
硯司 中村 一姫 さん
市内在住。2023年の日本伝統工芸展、伝統工芸諸工芸展でそれぞれ入選。2024年西部伝統工芸展ではNCC長崎文化放送賞を受賞するなど、確かな実績を残し躍動する若手作家。
伝統工芸の世界に憧れ、地元下関が誇る赤間硯に出会い、15年になります。このたび、奨励賞を頂き、身が引き締まる思いです。日々、ご指導くださっている師匠方や応援してくださる皆さまに感謝申し上げます。
制作においては、実用的でありながら、誰が見ても美しく見える造形となるように心掛けています。デザインを考える際は、思い悩みますが、石を彫り始めると集中して制作に向き合えます。今後、さらなる技術の向上に努め、硯の歴史などについても学びを深め、受け継いでいきたいと思っております。
問合先:文化振興課
【電話】231-4691
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