すまいる ～周南市で活躍している人を紹介します～

18／51

■子どもたちが活躍できるサポートを
未来をつくる鹿野人(かのびと)　KANOA(カノア)
宮本寛子(みやもとひろこ)さん・藤井美晴(ふじいみはる)さん

「私たちの活動をきっかけに、子どもたちが自由に伸び伸びと育ち、体験を通して郷土愛を持ってほしいです」と語るのは、鹿野地域で子どもに関わる活動を行う、未来をつくる鹿野人KANOAの藤井さんと宮本さんです。
「鹿野小学校の児童数は、多くの学年が1桁になっています。地域から学校をなくしたくないという思いから、活動を始めました」市外出身で、それぞれ結婚や家族の仕事の関係で鹿野地域に移住した2人。子どもの減少が進む現状を感じて、昨年4月、2人を含めた計3人でKANOAを結成しました。
「子どもたちにやりたいことを考えてもらい、私たち大人は、それをかなえるサポートをしています。子どもたちから、『いつ実現してくれるの?次はいつやるの?』と、言われたときはとてもうれしかったです。今年度も子どもたちが楽しめるイベントをたくさん企画しているので楽しみにしてもらえたらと思います」と、活動の手応えを語ります。
「子どもたちが主体的になって活動することで地域を盛り上げる人材になってほしいです。また、鹿野に住んでいない人たちにも活動や鹿野の魅力を知ってもらうことで、将来的に移住につなげていけたらと思います。いつまでも子どもたちの笑顔が絶えない鹿野にしたいです」と今後の展望を明るい笑顔で語る2人でした。