すまいる ～周南市で活躍している人を紹介します～

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■200年以上続く伝統を後世に
安田の糸あやつり人形芝居保存会の皆さん

「糸あやつり人形は、角度や動きで人形の表情が違って見え、非常に趣があるところが魅力的です。また、できなかったことができるようになったときの、喜びと達成感は格別です」と語るのは、安田の糸あやつり人形芝居保存会の皆さんです。
江戸時代後期から続く伝統を継承するため、三丘三和(さんわ)会として結成し、75年以上の歴史を誇る保存会。現在は、30～70代の計14人の会員で活動しています。「信頼できる仲間と日々楽しみながら活動しています。みんながいたから長く続けることができています」と振り返ります。
普段は、週1回の定例会に加え、各担当で練習を行ったり、小学生や高校生に継承のため指導を行ったりしている皆さん。コロナ禍で、練習場所として使っていた市民センターが休館になり、練習ができなかったこともあったそうです。「みんなで集まることができなかったこともありましたが、市民センターが再開すると、また集まって練習を始めました。練習しないと感覚が鈍りますし、この伝統を途絶えさせたくないという思いが強かったからです」
次回の定期公演は、8月6日(日)に、三丘市民センターで行われます。公演を多くの人に見に来てもらいたい、自分たちの活動を若者にも続けてもらい、ずっと後世まで人形を伝えていきたい、という思いが伝わってきました。