■“きもの”で紡ぐ絆と青春
きもの装いコンテスト世界大会出場 熊毛北高等学校3年 チームLVP(ラブピ).
亀井釈愛(かめいさら)さん
神足美結(こうたりみゆう)さん
山本百華(やまもとももか)さん
「きものを着ていると優しい気持ちになれることや、模様や色などで季節感を表現できるところが魅力です」と語るのは、3人1組で息を合わせてきものを着装し、お互いの装いを直し合いながら、速さや所作の美しさなどを競う「きもの装いコンテスト 学校対抗の部」に出場した、熊毛北高校3年生のチームLVP.の皆さんです。
3人は、2年生の夏に伝統文化の授業を受けたことなどをきっかけに、昨年10月に行われた中国・四国大会に初出場。見事3位に入賞し、世界大会の出場を決めました。「2カ月の練習期間で、自分で帯を作り着装できるようになるまで苦労しましたが、着装できたときや世界大会出場が決まったときは達成感と喜びで満たされました」
その後も練習を積み重ね、本年9月の世界大会では、持ち前の明るさとチームワーク力で10チーム中3位という成績を収めました。「本番前は緊張していましたが、お互いの存在が心強く楽しく着装できました。入賞が決まってとてもうれしかったですし、指導者の先生や応援してくれた周りの人たちへの感謝の思いでいっぱいです」と喜びの気持ちを語ります。
「きものと出会ったことで、和装に対する興味関心がより高まりました。今回の経験を将来に生かし、日本が誇る“きもの”という伝統文化の魅力や楽しさを多くの人に伝え続けたいです」と無邪気な笑顔で語る3人でした。
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