■ひより雨の歌
昭和37年1月8日
水彩、フェルトペン、鉛筆、紙
まどさんは雨の詩をたくさん残しました。しかも情感豊かな詩が大半です。絵にしたらどうなるのでしょう。ひより雨とは、晴れているのに雨が降っていることです。まずは雲です。柔らかいモノに茶系の色を塗り、押し当てて作り出しました。雲間から降り注ぐ雨は青系の色を使い同じ手法で表現しています。そこには地上に降る雨ではなくその誕生の様子が描かれていたのです。まどさんの雨粒たちへの細やかな眼差し素敵ですね。
この作品は、12月28日(土)まで美術博物館に展示中です。
問合せ:
文化振興課【電話】0834-22-8622
美術博物館【電話】0834-22-8880
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