■鹿野の夜空に31回目の花火を
かの冬花火実行委員会会長 渡辺明彦(わたなべあきひこ)さん
「このイベントを通じ、鹿野の魅力を伝え、人材育成や地域振興を行い、未来へつなげていきたいと思います」と語るのは、今回で31回目を迎える、かの冬花火「銀嶺の舞」実行委員会会長の渡辺明彦さんです。
「12回目の開催後、イベントを止めようという話があり、このまま終わらせるのはもったいない、花火を絶やしたくないと思い、有志で実行委員会を結成しました。そこから副会長として活動し、今年から会長に就任しました」渡辺さんは、地域住民15人で構成された実行委員会とともに、約5カ月前から、月2回程度の会議を経て準備を進めています。
「鹿野は街灯が少なく、花火やレーザーの光が映えて、とてもきれいです。他イベントを研究し、迫力あるレーザー光やBGMの演出を始めることで、間近で花火を見ることができる会場に訪れる人も増えました。来場者の喜ぶ顔を見ることができ、イベントを終えた後の達成感はひとしおです」と語る渡辺さん。
「今年度はコロナ禍以前の形式で開催します。会場ではステージイベントや、飲食のバザーやキッチンカーなど、さまざまなお店が並ぶ予定です。鹿野の厳しい冬を感じ、温かい食べ物を食べ、花火を楽しんでほしいです」今年度の「銀嶺の舞」は、3月2日(土)開催予定。鹿野の夜空に打ち上がる花火に、期待が膨らみます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>