■地域を守る女性分団長の誕生
消防団第2方面隊 第4分団 分団長 内山良恵(うちやまよしえ)さん
「地域の皆さんとコミュニケーションをとり、一緒にさまざまな活動をしたことで輪が広がり、今があると思います」と語るのは、4月から、女性としては市内初の消防団の分団長に就任した、中須地区在住の内山良恵さんです。
19年前、当時の分団長に誘われ、消防団に入団した内山さん。団員として活動する思いを、次のように語ります。「火災現場では、自分にできることを見つけて行動しています。例えば、寒い日は被災した人に防火服を着せるなど、目配り気配りを心掛けています」
約10年前には、家族全員が消防団員だったことが評価され、国から家族表彰を受賞するなど、家族で活躍してきました。そして、これまでの活動や周囲からの人望もあり、内山さんは本年4月から分団長に就任しました。「指揮を執る立場になったことで、これまで以上に責任感と使命感が強くなりました。また、地域の人から声を掛けられることが増え、皆さんから頼りにされていることを実感しています」
9月には、女性消防団員のみで構成される県操法大会に出場予定など、さらなる活躍が期待されます。「まずは、大会で良い成績を残すことが目標です。今後は、仲間を増やす活動や、関係組織と協力して、事前に災害に備えておきたいです」と、笑顔で語る内山さんでした。
※消防団は、随時仲間を募集しています。
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