■こどもたちのやってみたい・多様性・地域の居場所となる環境づくりを進めます
本市の中学校生徒数は、平成22年度は4,049人、令和5年度は3,404人と、13年で645人減少し、20もの運動部活動が廃部となりました。部活動の減少により、放課後の活動の選択肢が少なくなりつつあります。
そこで市は、中学生が文化芸術・スポーツ活動を継続して親しむことができる環境整備として、新たに「かるちゃあサポートセンター」、「スポーツ活動サポートセンター」(令和7年4月設置予定)を市文化振興財団、市スポーツ協会が事務局となり設置します。これにより、文化芸術・スポーツ団体、学校、地域住民、行政が一体となって取り組む体制へと移行します。
▽こんな環境づくりをめざしています
・市内の全ての中学生の「やってみたい」に応えられる環境づくり
・多様な地域で、多様な世代とともに、多様な文化芸術・スポーツ活動などへの参加が可能な環境づくり
・中学生の居場所の一つとなる環境づくり
※方針について詳しくは本紙掲載の二次元コード参照
▽校区を超えてやりたいことを実現
中学生などが参加できる文化芸術・スポーツ団体は、周南市地域クラブとして各サポートセンターに登録します。
今後、中学生は、希望する活動や教室をその中から選択し、自由に申し込むことができます。
▽地域クラブには3種類あります
(1)登録団体活動
各サポートセンターに登録した市内で活動する文化芸術・スポーツ団体の活動
(2)センター主催教室
各サポートセンターが随時開催する講座・教室
(3)(仮称)しゅうなんコミュニティ・クラブ
※(仮称)しゅうなんコミュニティ・クラブって何?
・「つどう」「つくる」「つながる」中学生の「やってみたい」を応援します
中学校区を単位として、放課後の時間帯に、中学生が学校などに「つどい」、自分たちで話し合って計画を「つくり」、地域の中で多世代と「つながって」活動するクラブです。
令和8年度からの活動開始に向け、本年度は周南公立大学と連携し、秋月中学校で実証事業を実施しました。大学生が見守る中、中学生が主体となって、やってみたいことを企画し、自分たちでチラシを作成、参加者を募集して実際に活動しました。
▽移行スケジュール
地域クラブは、令和8年度の完全実施をめざしています。現在の中学校部活動は、令和8年度の中学3年生の最後の大会・発表会までは、学校の実状に応じて継続します。その間、学校部活動と地域クラブのどちらも選択することができます。
〔随時募集中〕
■中学生と一緒に活動する登録団体
中学生の活動の選択肢を広げるためには、幅広い活動団体の参画が重要です!
詳しくは本紙掲載の二次元コード参照
問合せ:
学校教育課【電話】0834-22-8542
文化振興課【電話】0834-22-8622
スポーツ振興課【電話】0834-22-8624
〔地域クラブシンポジウム〕
■世代をこえて文化・スポーツを楽しもう~部活動の地域移行に向けて~
日時:2月23日(祝)
会場:文化会館
▽地域クラブ見本市(文化芸術体験コーナー)
時間:10時~13時
対象:小・中学生
見本市では、邦楽・書道・手芸・吹奏楽・華道・ラジコン・科学講座・3Dプリンターなどが体験できます。
▽基調講演・パネルディスカッション
時間:14時~16時15分
講師:小森慎也さん(滋賀県守山市民ホール副館長)
演題:(仮)小中学生を対象とした吹奏楽団の創設と運営
問合せ:
文化振興財団【電話】0834-22-8787
文化振興課【電話】0834-22-8622
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