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進む!回る!進む
揺れる「はんぎり」に乗り、バランスをとりながら進む児童。6月19日、古島小学校のプール開きで「はんぎり体験」がありました

■はんぎり体験
古島小学校のプール開きに合わせて行われる「はんぎり体験」は、地域の伝統を後世の子どもたちに伝えようと、昭和53年ごろから行われています。「はんぎり」は、酒米を入れていた酒蔵の桶(おけ)の丈が長かったため、“半分に切った”ことがその名の由来といわれていて、直径約1m、深さ約35cmの木製の桶で作られています。昔、同校周辺のクリークにはヒシが多く自生していたため、その実を収穫する際に乗っていたものです。
この日、同校の全児童が複数の授業に分かれて、それぞれはんぎりに乗り込み、バランスをとりながら櫂(かい)で漕(こ)ぐ体験をしました。低学年の児童は、担任の先生や上級生に支えられながら不安定な水面を進む一方、高学年の児童は慣れた手つきで漕いでいました。はんぎり体験をした児童は「難しいけど、楽しかったです」と笑顔で話しました。