和木町町制施行50周年記念企画〈第5回〉

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◆笑顔つなぐ　つなげる、和木のこころ・未来。
山口瑠美さん
(演歌歌手)
ちびっこ天才歌手として数々の素人歌謡賞の大賞・グランプリを獲得。15歳の時に作曲家の市川昭介に弟子入り。平成11年に「音頭・水戸黄門ああ人生に涙あり」でデビュー。来年、令和6年にはデビュー25周年を迎える。

和木町町制施行50周年、誠におめでとうございます。
この大変貴重な年に、先月16日、敬老会の舞台で歌わせて頂きました。心から感謝しております。
故郷を離れ約30年が経ちました。せわしない東京での生活がずっと長くなった今でも、故郷はいつも心の支えです。
辛い時・悲しい時、一人静かに目を閉じて心を故郷に旅立たせると、自然豊かな町並みと穏やかな時の流れが、暗い心を癒してくれるのです。特にこのコロナ禍では、何度心の旅をしたことでしょう。
15歳で作曲家「市川昭介」先生の門下に入り、色々なことを教えて頂く中で「うまい歌手にならなくて良いから、いい女になりなさい」と何度も言われました。歌の中にその人の姿が透けて見えるからでしょう。
「いい女」とは色んな捉え方が出来ますが、私は〝丁寧に生きる〞ということも一つの要素ではないかと思っています。
来年は、おかげさまでデビュー25周年を迎えさせて頂きます。和木町の半分の年齢ですね。
市川昭介先生の教えを守り、和木町の様に丁寧に歳月を重ね、美しく温かい歌い手の道を歩いて行けるようこれからも精進して参ります。