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自治体の皆さまへ

令和6年度 和木町総合防災訓練を実施

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山口県和木町

◆10月6日、和木町総合防災訓練を「災害対策本部訓練」「消防団訓練」及び「防災イベント」に区分して同時並行で行いました。
災害対策本部訓練は、能登半島地震を教訓とし、地震発生直後の厳しい状況においても、行政が「公助」としての役割をしっかりと果たすことを目的として行いました。訓練は午前9時の地震発生へのシェイクアウト訓練より開始し、以降、町にもたらされる多数の問い合わせ、要請、被害等の情報を収集・対応することによって被害の全容を明らかにし、災害対策本部会議により関係職員等に今後の対応方針、各部署の目標等を示すまでを訓練しました。

次に、消防団訓練では、災害対策本部訓練中にもたらされる火災発生の通報、倒壊家屋からの救出要請を受けて消防団長が消防団の出動を指示し、消火活動、救出活動から心肺蘇生、救急隊員への引継ぎまでを訓練しました。状況は、防災イベント会場で放映され、来場者に消防団の活動をお知らせする機会となりました。消防団は、地域貢献への志の高い町民により構成され、災害等の発生時には最も早く、地域に密着して活動する組織です。昨年度からは、災害発生の恐れのある段階で、要配慮者の自宅から避難所への避難支援を行っており、これは他の市町では見られない本町消防団ならではの支援活動となっています。

中学校体育館での防災イベントでは、近年、能登半島地震を始めとして各地で災害が発生し、また、コロナ禍により長らく住民参加の防災訓練が中断していたことから、「災害という敵を知り、己の備えを知る」ことをテーマとして行いました。会場には120名を超える来場者があり、受付の後に「非常食の喫食体験」「災害体験VR」「心肺蘇生体験」「簡易ベッド・寝床作成体験」を各ブースで体験していただきました。また、ステージ前では消防団訓練の放映、部外講師による防災講話が行われ、これらを通じて災害の怖さや、そのための備えを理解していただきました。

本訓練による町の災害初期における活動、消防団の消火・救出活動、防災イベントにおいて、所期の成果とともに教訓を得る事ができました。今後は、来場者の皆さまからのアンケート、関係者の意見等を踏まえ、総合防災訓練、防災施策に反映させてまいりますので、引き続きご支援、ご協力をお願いいたします。
最後に、ご支援頂きました日本赤十字社山口県支部、岩国地区消防組合中央消防署東出張所、和木町婦人会の関係者の皆さまにお礼申し上げます。

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